横内昭展監督(写真左)と遠藤保仁(写真右) 写真:Getty Images

 J1昇格争いを繰り広げる中、ジュビロ磐田の横内昭展監督解任論に一石を投じた。清水エスパルスや磐田の情報を扱う『スポーツパラダイス』(静岡朝日テレビ制作)のMCである片山真人アナウンサーが、補強禁止処分に触れた上でJ1昇格を目指す上で「一致団結が必要」とサポーターに訴えている。

 磐田はFWファビアン・ゴンザレスの移籍問題を巡り、国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を科されたことにより、新戦力の獲得が不可能に。今季開幕前は苦戦が予想されていたが、ふたを開けてみれば、ライバルクラブの清水などとJ1昇格争いを展開。6月から8月はじめまでリーグ戦無敗と快進撃を見せていたが、8月12日のFC町田ゼルビア戦で1-2と敗れると、その後は2勝2分2敗と足踏み状態に。今月24日の第36節ファジアーノ岡山戦では、今季初となる逆転負けを喫した。

 J1自動昇格圏の2位清水から勝ち点2差の3位につけている磐田。直近数試合の戦いぶりをもとに「横内監督解任論」が沸き起こっている。

 そんな中、片山アナは25日夜にX(旧ツイッター)を更新。「解任論が出ていること自体に驚きを隠せません」と切り出すと、「いまこそチーム、スタッフ、サポーターが1つに一枚岩になるべきではないでしょうか。チームには当然いい時と悪い時があるので」

 「補強禁止という厳しいシーズンながら若手を育てながら昇格が目の前に見える位置にいる、本当によく戦っていると思いませんか?」

 「他の全クラブの監督が強化部に言える『ストライカーとってください』『サイドアタッカー補強してください』が言えないんです、相当厳しいチャレンジですよね。。」

 「日本代表のコーチ職にも留まれた中、ジュビロ磐田の監督に就任してくれたわけです。横内監督を絶対に手放してはいけないと私は思います!!」と私見を述べる。

 さらに片山アナは「こういう議論が出れば、当然首脳陣の耳に入ったり目にする可能性が出てきます。余計なプレッシャーにならなければいいのですが、、。」と、解任論噴出による影響を憂慮した上で、他クラブのサポーターの目線に立って以下のように投稿した。

 「泣いても笑っても残り6試合。仮に、昇格プレーオフまで見据えたらあと8試合、戦いに集中できるサポートが一番望まれるのではないでしょうか。ルヴァン杯に天皇杯も入れたらすでに45試合ほど一つになって戦ってきたんですもんね、もう最終盤。みんなが同じ方向を向きたいですよね、 他のクラブからしたら、この時期のゴタゴタはシメシメかもしれません」

 「横内磐田でJ1へ」とハッシュタグ付きのコメントも残した片山アナ。「その通り」「監督交代なんてあり得ない」などのメッセージが寄せられるなど、磐田サポーターとみられる多くのSNSユーザーから支持を得ている。