かつてガンバ大阪でプレーしていた元日本代表MF井手口陽介は、スコットランド1部セルティックからアビスパ福岡へ期限付き移籍中。海外メディアが同選手の現状や今後について報じている。
井手口は2021年12月にG大阪からセルティックへ完全移籍も、加入から3週間後のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。2022/23シーズン開幕直前に再び負傷すると、アンジェ・ポステコグルー前監督の構想外に。セルティックで出場機会を得られず、今年2月に福岡へ加入している。
ただ福岡加入後も、3月4日開催のJ1第3節・柏レイソル戦で右足を負傷。それでも6月3日の第16節G大阪戦で復帰すると、第17節・名古屋グランパス戦以降はリーグ戦全試合でスタメン出場。MF前寛之とともに中盤の主力選手として活躍しているが、今月10日のYBCルヴァンカップ・FC東京戦ではFWルキアンの負傷に伴い前線で起用された。
英紙『デイリーレコード』は、井手口の現在について「彼は3月に足首を骨折したが、すぐに回復。Jリーグ公式戦でのパフォーマンスが称賛されている。また主力選手の負傷を受けて、現在はアタッカーとしても起用されている」とリポート。
長谷部茂利監督が同選手のユーティリティ性を高く評価していることを伝えた一方で、「井手口はセルティックとの契約をまだ2年半(2026年6月まで)残している。来年1月に復帰予定だ」と綴っている。
Jリーグ復帰後に復活を遂げて、福岡サポーターが絶大な支持を得ている井手口。福岡への完全移籍を期待する声も上がる中、セルティック幹部の判断に注目が集まる。