日本女子代表は現在、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)に参戦中。25日にグループリーグ第2節ベトナム戦を控える中、別組の韓国代表は決勝トーナメント1回戦(準々決勝)での日本戦回避を望んでいるようだ。
国内組中心の日本代表は、D組でベトナム、ネパール、バングラデシュと同居。22日開催の初戦では、バングラデシュ相手に8-0と地力の違いを見せつけた。一方の韓国代表はミャンマー、フィリピン、香港とともにE組に。22日の初戦でミャンマーを3-0で下すなど、日本代表と同じく好スタートを切っている。
杭州アジア大会女子サッカーでは、各組の1位5か国と2位で成績上位の3か国が決勝トーナメント(ベスト8)に進出。D組首位は準々決勝でE組2位もしくはC組首位と対戦し、E組首位はD組2位もしくはC組首位と激突。D組とE組では、過去の実績等を踏まえると日本、韓国の首位通過が予想されている。
そんな中、韓国メディア『ハンス経済』はグループEにおける同国代表の戦いを展望。「25日のフィリピン戦で勝利すれば、首位通過の可能性が高まる」とした上で、「首位通過の場合は、D組首位またはC組首位と対戦。北朝鮮やベトナムと対戦の可能性がある。E組2位で決勝トーナメント進出の場合は、D組首位またはC組首位とベスト4行きを巡って争う。日本または北朝鮮が有力だ」とリポート。
E組2位通過の場合における最悪のシナリオに準々決勝での日韓戦実現を挙げると、「優勝候補筆頭の日本を避けるために、首位通過で決勝トーナメントに進出する必要がある」と綴っている。
ただグループリーグ第2節の対戦相手であるフィリピンは、今年夏に行われたFIFA女子ワールドカップで、ニュージーランド相手に1-0と金星。杭州アジア大会の初戦でも香港を3-1で下している。
それだけに『ハンス経済』は「フィリピンは今大会の伏兵だ。女子W杯でニュージーランドに勝利するなど、勢いが凄い」と警戒を強めている。