韓国代表の選手たち 写真:Getty Images

 これまでサッカーの日韓戦で、日本代表に対するラフプレーで批判を浴びてきた韓国代表。第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)での優勝を目指す中、韓国女子代表の監督が、対戦相手のラフプレーに言及している。

 今年夏に行われたFIFA女子ワールドカップでグループリーグ敗退という結果に終わった韓国代表は、杭州アジア大会のE組でミャンマー、フィリピン、香港と同居。過去の実績などを踏まえて、グループ首位通過が予想される中、22日の初戦でミャンマーを3-0で下している。

 しかしE組では、フィリピン代表が番狂わせを起こす可能性も。フィリピンは女子W杯で初出場ながらもニュージーランド相手に1-0と勝利。大舞台での金星で注目を集める中、杭州アジア大会の初戦でも香港を3-1で下している。

 それだけに韓国代表率いるコリン・ベル監督は、フィリピンの台頭を警戒。韓国メディア『ハンス経済』の報道によると、同監督は25日のフィリピン戦を前に、以下のようなコメントを残したという。

 「フィリピンはここ数年でかなり成長したチームだ。難しい試合になるだろう。戦術面でも綿密だ。我々としては、選手たちのコンディションを維持することが最も大事だ。それにフィリピンのラフプレーにも気を付けないといけない」

 また『ハンス経済』は「フィリピンは今大会の伏兵だ。女子W杯でニュージーランドに勝利するなど、勢いが凄い。アジアで5,6位という評価を受けている」と綴っている。

 韓国代表はE組首位通過の場合、D組2位またはC組首位と対戦。2位でグループリーグを終えて決勝トーナメント進出を果たした場合は、D組首位またはC組首位と激突。『ハンス経済』は、D組では日本代表の首位通過、ベトナム代表の2位を予想しているほか、北朝鮮によるC組首位通過の可能性を伝えている。