1949年蒸留の、グレンリベット最後の一樽。

オンラインでコンシェルジュ販売サービスを提供する「百年銘酒 from the cask」にて、ゴードン&マクファイル社がリリースした74年熟成のウイスキー「グレンリベット1949」の取り扱いが9月19日(火)よりスタートした。歴史と伝統を継承する貴重な味わいを見逃すな。

70年以上熟成した「グレンリベット1949」

ライオンラベルで有名なゴードン&マクファイル社の看板銘柄「グレンリベット」。今回発表された「グレンリベット1949」は、1949年の1月1日に蒸留されたグレンリベットの原酒を、同社が自ら選んだリフィルシェリーバットに樽詰め。それを今年の3月6日(月)、プライベートコレクションのパッケージで瓶詰めしたものだ。

そして、同社が保有する1949年蒸留のグレンリベット最後の一樽であり、同社の倉庫で70年以上に渡って熟成された大変貴重なボトルとなる。

なお、容量は700mlで、アルコール度数は49.3度。価格は6,380,000円(税込)となる。

74年熟成の醸すテイスティングノート

74年熟成の「グレンリベット1949」が生み出すテイスティングノート。

甘く煮たフルーツの香りが、かぐわしいシナモンやエイジドレザーと結びつき、ほのかなアニスの香りから、クレメンタインや蜜蝋ポリッシュへと変化していく。さらに、秋のスパイスとフルーツケーキの風味が砕いた黒コショウとバランスを取り、その奥からガーデンミントが糖蜜やチャーしたオークを伴って前面に現れてくる。そして最後は、シトラスフルーツとミックスナッツの風味が続くスパイシーなフィニッシュに。

過去の時代や出来事を思い起こさせる、深みと複雑さに仕上がっている。

1895年創業のゴードン&マクファイル社

ゴードン&マクファイル社は、1895年の創業以来100を超えるスコットランドの蒸留所と緊密な関係を形成。ウイスキーの熟成を自分たちで管理しながら、長年ウイスキーを瓶詰めしてきた。

しかし、2023年7月には、2024年以降の新規ニューメイクの買い付けをストップすると発表。そのため、今回のような古酒のシングルモルトは、今後ますます貴重な存在となるでしょう。

瓶詰本数192本のみ、個性と歴史を感じる「グレンリベット1949」を入手してみては。

(綱嶋直也)