Character(性格)

キャラクターは「性格」を表しており、お金やクレジットカードに対する性格である。具体的には、支払い期日を守るのか、キャッシング・リボを利用しているのか、申込み内容は正確か、などである。

これは、個人信用情報機関に登録されている、クレジットカードの利用状況が見られることになる。また、申込み内容が正確かという点では、故意かそうでないかは関係なく、現在の借入金額と申込時に申告した借入金額に差異があった場合には、自分の借入金額を把握していないと判断され低評価につながる。

Capital(資産)

キャピタルは「資産」を表している。具体的には、持ち家の場合や口座残高が一定額以上あると評価が高くなる。このキャピタルがとくに重視されるのは、ハイクラスなクレジットカードの審査の場合であると言われている。

クレジットカード審査の注意点

注意点は、複数のクレジットカードに同時申し込みをする「多重申込み」である。多重申込みをしてしまうと、お金に困っている人と判断され、キャバシティの評価が著しく下がる。

個人信用情報機関のひとつである、CICに記録されるクレジットカードの申込み履歴は半年間であるため、少なくとも半年に1枚程度の申し込みに抑えておくのがよいだろう。

クレジットカードヒストリーを作ることが大切

クレジットカード審査は、申込み者の情報にスコアをつけて、一定以上のスコアがある人を審査に通過させるという仕組みである。ただし、スコアの算出方法はカード会社によっても違う。

共通して言えるのは、スコアを高めるためには、今使っているクレジットカードの利用・返済をしっかり管理し、クレジットカードヒストリー(クレヒス)を作っていくことが重要だ。

文・井上喜奈子(ファイナンシャル・プランナー)
中央大学法学部卒業後、大手生命保険会社に入社。約7年、生命保険と損害保険のコンサルティング営業を行う。個人営業と法人営業を経験。出産後ライターとして活動している。