AirTagストーキング対処方法【2】「トラッキング通知」が来ない場合
「トラッキング通知」が届かないからといって安心してはいけません。
AirTagでストーキングされていても、iPhoneの設定によってはトラッキング通知が届かないことがあるのです。
また、AirTagはiOS 14.5以降のiPhoneかiPod touchか、iPadOS 14.5以降のiPadでないと利用できないため、そのようなデバイスにトラッキング通知が届くことはありません。
まずは、事前に自分のデバイスのOSバージョンを確認しておきましょう。それをクリアできている場合は、以下の手順で「トラッキング通知」を有効しておきます。
最初にiPhoneの設定では「機内モード」がオフになっていることを確認して、「Bluetooth」をオンにしておきます。
次に、iPhoneの設定から「プライバシーとセキュリティ」を開いて「位置情報サービス」をオンに。
続いて「システムサービス」で「iPhoneを探す」をオンにしたら、「利用頻度の高い場所」をオンにしておきましょう。
iPhoneの「設定」でトラッキング通知を有効にする手順
iPhoneの「設定」を開き、「プライバシーとセキュリティ」をタップ(左写真)。次に「位置情報サービス」を選択します(右写真)
「位置情報サービス」のタブをオンにしたら(左写真)、「システムサービス」をタップしましょう(右写真)
続いて「iPhoneを探す」のタブをオンに(左写真)。同じくリストのいちばん下にある「利用頻度の高い場所」のタブをオンにしておきます(右写真)
続いて、iPhoneの「探す」アプリを開いて、「トラッキング通知」を有効にしましょう。
まず「自分」の設定画面で「トラッキング通知をカスタマイズ」をタップ。次に「通知を許可」をオンにしておけばOKです。
これで他人のAirTagが仕込まれた場合に、トラッキング通知が届くようになります。
「探す」アプリでトラッキング通知を有効にする手順
iPhoneのホーム画面から「探す」アプリを開きます(左写真)。次に「探す」アプリの画面が開いたら画面右下にある「自分」をタップしましょう(右写真)
画面の下にある「トラッキング通知をカスタマイズ」をタップ(左写真)。最後に「通知を許可」のタブをオンにすればOKです(右写真)
AirTagストーキング対処方法【3】不審なAirTagを見つけた場合
トラッキング通知によって自分のものではない不審なAirTagが見つかった場合はどうすればいいのでしょうか?
実はAirTagにはNFC(近距離無線通信)機能が内蔵されています。これはクレカのタッチ決済やSuicaのタッチのようなものです。
つまり、iPhoneとくっつけることでAirTagの情報を読み取ることができるのです。ちなみに、NFC機能を搭載していれば、AndroidスマホでもAirTagの情報は読み込むことが可能となっています。
実際にAirTagの詳細を確認するには、本体の白い面をiPhoneにくっつけるだけでOKです。これでスマホの画面に、AirTagのシリアル番号や持ち主の電話番号の下4桁などが表示されます。
AirTagの詳細情報を読み取る手順
まず、AirTagの白い面をiPhoneの背面にくっつけます。そのままiPhoneに通知が表示されるまで待ちましょう
iPhoneに「WebサイトNFCタグ」というタブが表示されたら、これをタップします(左写真)。すると、AirTagのシリアル番号や所有者が登録した電話番号の下4桁が表示されます(右写真)
AirTagの情報を確認して、所有者に身に覚えがない場合はストーキングされている可能性が高いでしょう。この場合はAirTagをすぐに無効化したほうが賢明です。
AirTagを無効にする手順を確認するには、先ほど確認したAirTagの情報画面の下にある「無効にする手順」をタップすればOKです。
AirTagの情報のページの「無効化にする手順」をタップします(左写真)。すると無効化する手順を確認できます(右写真)
AirTagを無効化するのは簡単です。AirTagのカバーを外して、なかのボタン電池を取り出せばOK。これでもう、相手はアナタの現在地が確認できずストーキング行為はできなくなるでしょう。
AirTagの電池を外して無効化する手順
AirTagの蓋を押しながら反時計まわりに回します。すると写真のように蓋が外れ、なかのボタン電池を取り出すことができます(筆者撮影)