フランスのブザンソンで1948年に創設されたい“YEMA(イエマ)”。日本では少々マニアックな存在だが、300m防水を実現したダイバーズウオッチ“スーパーマン”、台形のインダイアルが印象的な“ラリーグラフ”など、60年代から70年代にかけて、ブランドアイコンとなるモデルを次々と輩出しており、フランスではスポーツウオッチの分野を代表するブランドとして知られている。近年は過去に製造したヘリテージモデルの復刻コレクションを展開しているのだが、今回、紹介する初の日本限定モデル“ミーングラフ ジャパンエディション”は、既存の復刻コレクションとはひと味もふた味も違う特別なモデルと言える。

イエマの代表作“ミーングラフ”は1971年に放映されたTVアニメ「ルパン三世」の第1話「ルパンは燃えているか…?!」で、レーシングドライバーに扮したルパン三世が着用(次元がゼニスを着用)していたことでも知られているのだが、劇中で登場したルパン三世が着用していた時計のデザインを、そのまま忠実に再現しているのだ。

YEMA(イエマ)

ミーングラフ ジャパンエディション

文字盤中央にクロノグラフ針、3時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンドを備えたツーカウンタークロノグラフ。文字盤のレーシングチャームに加えて、鮮やかなオレンジの針など、「ルパン三世」の劇中に登場した時計のデザインが再現されている。アニメのなかの時計は明るいグレー(ライトブルー?)ベルトを装備しているデザインであったが、本作ではライトブルーのレザーベルトを選択している(レザーなのか、はたまたメッシュブレスなのかは見る人の想像に委ねられるので、気になった人はぜひ調べてみていただきたい)。

【ルパン三世が着けていた時計を完全再現だと!?】イエマ初の日本限定モデル、ミーングラフ ジャパンエディションを発表
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

■SS (39mm)。100m防水。自動巻き(ETA7753)。38万5000円(初期500本のみシリアルナンバー付き)※先行予約販売品のため、商品は2023年12月から順次発送予定

【ルパン三世が着けていた時計を完全再現だと!?】イエマ初の日本限定モデル、ミーングラフ ジャパンエディションを発表
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

このモデルで嬉しいポイントなのが、ルパン三世仕様のライトブルーのレザーベルトに加えて、パンチングレザー仕様のブラックベルトも付属している点だ。ブラックベルトはオレンジの針とトーンを合わせてオレンジのステッチを入れたデザインになっており、ライトブルーベルトよりもレーシーな雰囲気が高められている。「ルパン三世」と同じデザインを楽しむならパンチの効いたライトブルーベルトなのだが、デザインの統一感という点では、個人的にはこちらに軍配を上げたい。穴の大きいパンチングレザーベルトは個性が強くてあまり好みではないのだが、このベルトは穴がそこまで大きくないので普段使いでも違和感なく着けられそうだ。

【ルパン三世が着けていた時計を完全再現だと!?】イエマ初の日本限定モデル、ミーングラフ ジャパンエディションを発表
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

ケースのサイズは39mmで、ケースの内側にベルトを設置しているため、時計と手首の間に隙間が出来にくく、装着感も良好だ。またブレスレットに向けて急角度で傾斜を設けたオーバルケースもこのモデルの大きな特徴となっている。フロントはヘアライン、サイドをポリッシュと、二つの仕上げを組み合わせてグラマラスなフォルムを強調している。一部分をケースに埋め込んだ両方向回転ベゼル、ドーム型のサファイアガラス風防など、ケース以外のディテールに関しても再現度が高い。

【イエマ初のPOP UPショップを“新宿マルイ メン”で開催】

9月16日(土)より3日間期間限定で、イエマが国内初のPOP UPショップを新宿マルイ メン1Fにて開催。2023年新作モデルを中心に店頭販売されるのに加えて、「ルパン三世」に登場した時計を再現した日本限定モデル、“ミーングラフ ジャパンエディション”の展示と、限定シリアルナンバー付きモデルの先行予約販売も実施。予定本数に達したら予約販売の受付が終了となるため、気になった人はチェックしてみよう。

【問い合わせ先】
イエマジャパン
TEL : 03-5875-8810

文◎船平卓馬(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

【関連記事】
【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?