前田大然 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW前田大然は、23日開催のスコットランド1部リーグ第6節リビングストン戦で1ゴールをマーク。チームメイトが練習時の対戦経験を交えながら、同選手のプレースタイルについて語っている。

 前田は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとでFW古橋亨梧やMF旗手怜央とともに主力選手として活躍し、リーグ連覇やスコットランド3冠に大きく貢献。今年7月にセルティックと2027年6月までの複数年契約を新たに結ぶと、今季もここまで公式戦全試合でスタメン出場。リビングストン戦では、後半にミドルシュートから追加点を奪った。

 前線からのプレスで、度々対戦相手を苦しめる前田。英メディア『スポーツマックス』の報道によると、サイドバックを本職とするDFアリスター・ジョンストンは前田の貢献度を以下のように評したという。

 「前田には信じられないほどのエンジンがある。彼と対戦しなければならないサイドバックに聞いてみれば分かるけど、悪夢のような存在だね。いつもこんな感じだから、(練習中の)僕は本当に難しい。だけど、そのような選手を相手にトレーニングするのは良いことだね。1分たりとも休めないよ。ドリブルで彼を追い越したと思うと、2倍のエネルギーで再びプレスをかけてくるからね」

 「彼は本当に多くのプレーで僕たちを助けてくれる。(リビングストン戦では)ゴールを決めたし、守備でも同じくらい素晴らしいパフォーマンスだ。彼は本当に特別なやつなんだ」

 チームメイトから確かな信頼を寄せられている前田。来月5日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラツィオ戦におけるMF鎌田大地との日本人対決でも、持ち味のプレスにより相手に苦しめるだろう。