鈴木優磨 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズ所属FW鈴木優磨は、24日開催の明治安田生命J1リーグ第28節・横浜F・マリノス戦で先発出場。U20日本代表MF山根陸に対するコンタクトプレーで注目を集めている。

 試合前にフェアプレー宣言をした鈴木は、前半から山根とやり合う中、同15分にコーナーキックをヘディングで合わせてゴールネットを揺らし、チームに先制点をもたらしている。

 ファン・サポーターが関心を寄せているのは、前半40分のシーン。鈴木は左サイドでパスを受けるが、山根とDF松原健に囲まれる。2選手の間からループで突破を図ったが失敗し、山根に身体を入れられてボールを奪われると、右足を振りぬいた。

 この鈴木の右足が、山根の股間を直撃。山根が倒れると、主審が笛を吹いて鈴木にイエローカードを提示。DAZN中継の解説担当である浦和レッズOBの福田正博氏は「いらないプレーですね。冷静さが必要かもしれませんね」と、鈴木に苦言を呈している。

 X(旧ツイッター)上では「鈴木と山根バチバチだな」「鈴木の気合の入り方が凄い」「鈴木を睨み返す山根陸、いいね」という声が上がっているほか、「フェアプレー宣言した日くらい少しだけでも冷静になってもいいのでは?」「熱さは好きだけど、もったいないプレー」など厳しい声も見られる。

 この一戦は、横浜FMがFWアンデルソン・ロペスの2ゴールで逆転。J1優勝争いを占う上位対決であるだけに、鈴木と山根のマッチアップをはじめ見所の多い試合となっている。