レアンドロ・ダミアン(写真左) 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、24日開催の明治安田生命J1リーグ第28節・湘南ベルマーレ戦で先発出場し、今季リーグ戦初ゴールをマーク。今季限りでの川崎退団がほぼ確実と報じられているが、来季もJリーグの舞台でプレーする可能性があるようだ。

 ブラジルメディア『Fanaticos』は今月11日に「ダミアンは来年、ブラジルに戻る予定だ。川崎と契約更新しないことを決断した。川崎との契約は、今季終了後に満了を迎える」とリポート。ただ選手サイドの動きについて、インテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』は「他クラブとの交渉は全く進んでいない。彼の代理人が語ったように、ダミアンの将来はオープンだ」と伝えている。

 ダミアン本人は今月中旬、ブラジル『Radio Guaiba』のインタビューに応じた際、自身の去就について以下のようなコメントを残したという。

 「僕はずっとインテルナシオナルのことを好んでいる。川崎フロンターレとの契約があるので、(古巣復帰の可能性について)現時点では何も言えない。だけど、僕はインテルナシオナルでプレーすることを望んでいるよ」

 ただインテルナシオナルの専門サイト『portal do colorado』によると、同クラブは現時点でダミアンの再獲得に動いていないとのこと。ダミアンの今後について「ブラジル国外で良いオファーがあれば、母国復帰さえない場合もある」と綴っている。

 インテルナシオナルの情報に精通するジャーナリストのバグネル・マルティンス氏は17日、自身のYouTubeチャンネルを通じて「彼が川崎に留まることはない、それは確かだ。インテルナシオナルに復帰する可能性も排除できない。しかし、別の日本のチームが彼にオファーを提示したという情報がある」とコメントを残していた。

 インテルナシオナル復帰を最優先する姿勢を崩していないダミアン。しかし古巣に動きがないだけに、現時点では日本でのプレー続行を選択する可能性は十分に考えられる。