久保建英 写真:Getty Images

 ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、今季もここまで好調をキープ。レアル・マドリード復帰が噂される中、ソシエダは同選手の後釜確保を検討しているようだ。

  久保は昨年7月にマドリードからソシエダへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦34試合に出場で9ゴール7アシストと結果を残すと、今季もここまで公式戦全6試合出場で3ゴール1アシスト。攻撃陣に欠かせない選手として活躍しており、今月17日のラ・リーガ第5節マドリード戦ではMFトニ・クロース相手に股抜き突破を図ったシーンで注目を浴びている。

 久保とソシエダは2027年6月までの複数年契約を結んでいるが、同選手の保有権の50%はマドリードが保有。そのため、同クラブ復帰の可能性がスペイン国内で盛んに報じられている。

 そんな中、スペインメディア『El Gol Digital』は「ソシエダはすでに久保の退団を想定している」と見出しをうち、同クラブがパリ・サンジェルマン(PSG)所属MFイ・ガンインの獲得に動く可能性を報道。

 イ・ガンインの現状について「今年夏にRCDマジョルカからPSGへ完全移籍したが、パリでの冒険は全くうまくいっていない。今シーズンここまでのプレー時間はわずか133分。現時点でルイス・エンリケ監督からの信頼を得られていない。第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)参戦のため1か月にわたりチームを離脱しているため、事態はさらに複雑になるだろう」と綴っている。

 また久保の今後については、「欧州の全てのビッグクラブが彼に注目している。ただ、レアル・マドリードが有利だ。マドリードは契約解除条項で定められた6000万ユーロの半分に相当する3000万ユーロ(約47億円)を支払うだけで済む」

 「ただ、高額オファーを提示する可能性があるプレミアリーグのクラブを見逃してはいけない。ロベルト・オラベSD(スポーツディレクター)は、久保が2024年夏以降ソシエダに留まらないと考えている」としている。