今後の課題は、意志のある高卒就職希望者を増やしていくこと

 課題が多い高卒採用だが、今後の展望について聞いた。

「第一の課題として、まず意志を持って進路を決定する高校生を増やしていかなければならないと思っています。大学進学者のように、留学したいから大学に行く、この分野に興味があって学びたいから大学に行くといった選択と同じように、高卒就職が当たり前になる社会を作っていくことが、これからの日本を活気づけるうえで大事なことではないかと考えています。

 高卒就職がもっと広がれば、企業にとっても若手人材を確保でき、経済活動がより活発になります。また、活躍する高卒就職者が増えていけば、その分、高卒就職者に対するイメージアップにもなり、高校生たちの職業選択の幅もさらに広がっていくことでしょう。そうした好循環の流れを作るためには、高校生に向けた自己理解や社会理解を深めるキャリア教育の場を、もっと充実させることが重要だと考えていますし、私たちがその一助となれるように活動していきたいと思っています」(同)

(文=A4studio、文=新田圭/株式会社ジンジブ常務取締役)

提供元・Business Journal

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