その官能的な香りとセンシュアルな魅力から、今なお伝説の名香として称賛されるゲランの「シャリマー」。
ゲランの調香師たちは「シャリマー」が与えてくれるインスピレーションを称え、毎年「シャリマー」の象徴的な素材を主役に据えた、その年だけの特別な香り「ミレジム コレクション」を世に送り出している。2023年にはゲランの調香師たちが愛する6つの素材「ゲルナリーデ」の1つであるアイリスにオマージュを捧げる「シャリマー ミレジム イリス」が誕生。10月1日(日)に一部限定店舗で発売される。
ゲランを代表するフレグランス「シャリマー」
「シャリマー」は1925年にゲラン3代目調香師、ジャック・ゲランさんの手により誕生した、香水界における最初の”アンバーフレグランス”。彼はインドの皇帝シャー・ジャハーンと愛妃ムムターズ・マハルの愛の物語からインスピレーションを得て「シャリマー」を調香したという。
「シャリマー」はその独自のコンポジション、斬新なボトルデザイン、ファンタジーに満ちたネーミングによって瞬く間に当時の人々の心を奪い、不滅のアイコンとしての地位を確立した。
2023年は「シャリマー ミレジム イリス」が誕生
ゲランの調香師たちが「シャリマー」を称えて送り出す「ミレジム コレクション」から、今年はアイリスにフォーカスした「シャリマー ミレジム イリス」が登場。
アイリスはゲランの調香師たちにとってもっとも美しく貴重な素材の1つであり、しばしば「調香師のブルーゴールド」と称され、ゲルリナーデに欠かせない要素として位置づけられている。
「シャリマー ミレジム イリス」のために、ゲランの調香師たちはアイリスの中でも希少な品種である「アイリス・パリダ」を厳選。この品種は「アイリスバター」として呼ばれる香料に加工されると、シルキーでクリーミーな香りを放つようになる。
「アイリスバター」を製造するには専門知識と時間が必要で、根茎から特徴的な香りが出るまでには植え付けから3年もかかる。収穫後は乾燥させ、ニュアンスがある香りを放つようになるまでさらに3年。合計6年もの月日をかけてワックス状のエッセンス「アイリスバター」が完成するのだ。
肌にアイリスの花が咲いたかのように麗しく香る
アイリスは肌に触れた瞬間、「シャリマー」の特徴ともいえるベルガモットにパウダリーなニュアンスを添える。
アイリスの真価がもっとも発揮されるのは、その複雑な香りがローズとホワイトムスクの中で現れる瞬間。フローラルでシルキーなノートが、肌の上で夢のようなセンシュアリティを漂わせる。
「シャリマー」の伝統を感じさせるボトルにも注目
ボトルデザインも、オリジナルの「シャリマー」ボトルへのオマージュとしてデザイン。ペデスタル型ボトルによるアール・デコ調の曲線がシャリマー庭園の泉を思わせる。
カラーリングは前作同様ブラックレザーを採用。アイコニックなコウモリ型ラベルは、キャップとアイリス・パリダを思わせるブラックブルーの色合いとなっている。
希少で貴重なアイリスと伝説的な「シャリマー」が融合した「シャリマー ミレジム イリス」は、多くの女性の心をとりこにするに違いない。
シャリマー ミレジム イリス
価格:16,500円(税込)
容量:50mL
(IKKI)