九州エリアでは、高速道路に乗らなくとも一般道から利用できるサービスエリア(SA)がいくつかある。そこで、おすすめを六つ紹介する。それぞれのスポットのおすすめ店やイチオシ商品などを解説するため、ドライブがてら立ち寄ってみてほしい。あわせて、一般道から利用可能なサービスエリアの調べ方もレクチャーしていく。

一般道からサービスエリアを利用しよう! 九州のおすすめ6選
(画像=『BCN+R』より 引用)

SA・PAを一般道から利用する方法について

 サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)には、一般道に設置された駐車場に車を停めてから利用可能な場所がある。それらの入り口は、「商業施設を一般道からでもお客さまに気軽にご利用いただけるように」と整備されたものだ。

一般道からサービスエリアを利用しよう! 九州のおすすめ6選
(画像=『BCN+R』より 引用)

 入り口に呼び名がついており、高速道路を管轄する会社ごとに呼び名が異なる。NEXCO東日本では「ウォークインゲート」、NEXCO中日本では「ぷらっとパーク」、NEXCO西日本では「ウェルカムゲート」という名称だ。

 それらのSAやPAを調べる方法としては、それぞれの呼び名でWeb検索する方法が挙げられる。会社ごとに一覧が出てくるため、それを参考に行ってみてほしい。

一般道から入れるサービスエリア6選

 ここからは、一般道から入れるおすすめのサービスエリアを六つ紹介する。

一般道からサービスエリアを利用しよう! 九州のおすすめ6選
(画像=『BCN+R』より 引用)

山田SA(福岡県)

 大分自動車道の朝倉ICと杷木ICの間にあるSAが、山田SA。大分名物や地元朝倉市の食材を使ったメニューや農産物などの地域産品が魅力だ。豊後牛を使用したハンバーグや大分の郷土料理「だご汁」が人気だが、一番の名物は、絶品アップルパイ。山田SA(下り)から徒歩圏内にあるお店のアップルパイで、新鮮なりんごがたっぷり詰まっている。

古賀SA(福岡県)

 九州自動車道の古賀SAは、若宮ICと古賀ICの間に位置しているSA。地元・古賀市のご当地商品が多く揃っているほか、とんこつラーメン専門店「一蘭」、「タリーズコーヒー」など、おなじみの店も軒を連ねている。

 おすすめの土産物は、博多ラーメンまん。テイクアウトコーナーで人気を博したご当地まんのお土産版だ。濃厚なとんこつ味の博多ラーメンがぎっしり詰まった摩訶不思議な中華まんが自宅でも味わえるため、家で待つ家族のために買って帰るのもいいだろう。

金立SA(佐賀県)

 佐賀市にある長崎自動車道の金立SAは、目の前に金立山を望む眺望がイチオシのSAだ。隣接する「ハイウェイオアシス金立公園」は徒歩で行き来が可能。徐福伝説にちなんだ「徐福長寿園」や約5000種の薬草や薬木が植栽された「薬草園」があり、散歩コースとしても申し分なしといえる。

 散歩ですいたおなかを満たしてくれるのが、レストランの人気ナンバーワンメニュー「ちゃんぽんといかしゅうまいセット」。「ちゃんぽん」と呼子名産「いかしゅうまい」がセットになった、長崎・佐賀の名物タッグだ。

宮原SA(熊本県)

 九州自動車道の宮原SAは、自然に囲まれた南九州最大のSA。自家製パンが評判のベーカリー自慢のカスタードアップルパイや熊本初上陸の揚げパン専門店のカレーパンなどが人気を博している。

 自宅で待つ家族のために、チーズケーキも土産にいいだろう。鹿児島のスイーツの名店の逸品で、サービスエリアで買えるのはここだけとなっている。

霧島SA(下り、宮崎県)

 宮崎自動車道の霧島SAは霧島連山の裾野に位置しており、目の前に夷守岳、高千穂峰、甑岳などの霧島連山を望む、自然豊かな場所だ。春には満開の桜がお出迎えしてくれるなど、四季のうつり変わりも楽しめる。

 「チキン南蛮定食」「冷や汁」など、宮崎の郷土料理が味わえるほか、宮崎に本店を構えるベーカリーが手がけた和スイーツ「黄な粉もちもちパン」も人気。南九州産サツマイモで作られたスイートポテトとオリジナルきな粉が合わさることで、濃厚な甘さが味わえる。

桜島SA(鹿児島県)

 九州自動車道の桜島SAは、雄大な桜島を眺望しながらひと息つける。また、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送を記念した、顔出しパネル(鹿児島にゆかりの偉人13体)が設置されており、記念撮影の人気スポットとなっている。

 レストラン・フードコートでは、西郷さんの大好物だったとされる鹿児島の郷土料理がセットになった「薩摩西郷どんGOZEN」や、鹿児島県産六白黒豚を焼酎や黒砂糖などの特産素材で調理した「黒豚の角煮」が人気だ。