チヌ40cmクラスをキャッチ
中尾君にアプローチの仕方を伝えて1投目を投入する。上げ潮だと表層の真水は下流へ、下層の海水は上流へとのぼるので二枚潮の練習には最適となる。
しかし下げ潮だったのでほとんど動いてない状況だった。エサ取りとなるフグも、人が入ってないおかげなのかまったく反応がなかった。
仕掛けを回収し、めっちゃ食うトウモロコシを潰してひらひらと落ちる形状にしてハリにつける。投入して間もなくサオ先にアタリがあり、アワセを入れると0号ザオが気持ちよく弧を描いた。川自体が浅い場所は横走りするのでかなり引く。楽しみながら取り込んだのは40cmクラスのリバーチヌだった。
その後も追加していき、目標となる40cmオーバー10尾はすぐに達成。しかし8月に入ると手の平クラスのチヌが多くなるため、オキアミも使用している中尾君には度々掛かってきていた。
中尾君が仕留めた40cmクラス(提供:週刊つりニュース西部版APC・菅崎将平)
当日最大43cm登場
サイズを上げるべく練りエサを親指大くらい大きくつけて投入。するとすぐアタリがあり、アワセを入れるとサオの胴まできれいに曲がった。
楽しみながらゆっくりとやり取りをするのも川の醍醐味(だいごみ)。そして取り込んだのは43cmで当日最大だった。その後も40cm前後の数釣りを楽しみ7時に納竿とした。
筆者が手にした43cm(提供:週刊つりニュース西部版APC・菅崎将平)
目標の2ケタ釣果達成
6月から7月がリバーチヌの時期で、今回は8月中旬ということもあり、かなりコンディションが回復したチヌが多くなっていた。まきエサの中の麦などを多く水面で吐いていたので、やはり底攻めズドンのような重たくて具材が多い集魚材で足止めすることが釣果のカギとなりそうだ。
釣果の一部(提供:週刊つりニュース西部版APC・菅崎将平)
中尾君も初めてのリバーチヌに大満足だったようで毎年の恒例になりそうとのこと。みなさんも近くの川に夕涼みに行ってはいかが。
ファイト中の中尾君(提供:週刊つりニュース西部版APC・菅崎将平)
今さら聞けないフカセ釣りのキホン:グレとチヌの「まきエサ」の違い
フカセ釣り入門:グレは潮を釣れ!潮の種類と確かめ方【キホン解説】
グレは地形を釣れ!抑えるべき代表的な地形6種類【イラストで解説】
<週刊つりニュース西部版APC・菅崎将平/TSURINEWS編>
▼この釣り場について
川棚川
川棚川
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年9月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。