スコットランド1部セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、今月19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のフェイエノールト戦で先発出場も低調なパフォーマンスを露呈。現地メディアから厳しい評価を受けているが、ブレンダン・ロジャーズ監督はフェイエノールト戦でのプレーを前向きに捉えている。
同選手は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと中盤のレギュラーとして活躍していたが、今季はスコットランド1部リーグ戦開幕から2試合続けて途中出場。先月13日の第2節アバディーン戦でふくらはぎを負傷したが、今月16日のリーグ戦で復帰している。
そんな旗手はフェイエノールト戦では58分までプレー。英紙『ヘラルド』は同選手に10点満点中「5」と及第点以下の評価を与えるとともに「ポゼッションがずさん。味方選手の負担となる場面もあった」と指摘している。
それでもロジャーズ監督は、出場時間を増やしているという観点から旗手を評価。英メディア『スカイスポーツ』の報道によると、旗手の今後について以下のようなコメントを残したという。
「フェイエノールト戦で60分程度プレーできた。彼は(今季開幕から)そこまで出場時間が多くなかったので、試合で試すという点では、彼にとって本当に良かった。軌道に乗れば、素晴らしい選手であることを証明するだろう」
監督交代による序列低下が心配されていた旗手。フェイエノールト戦でアピール失敗かと思われたが、レギュラー再定着へのチャンスは残っているようだ。