サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月の欧州遠征でドイツ代表とトルコ代表に勝利。MF三笘薫(ブライトン)をはじめ多くの選手が活躍した中、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏によるFW伊東純也(スタッド・ランス)とMF久保建英(レアル・ソシエダ)の比較が話題を呼んでいる。
日本時間10日未明に行われたドイツ戦では、右サイドで先発出場の伊東が11分に先制ゴールをマークしたほか、22分にはFW上田綺世(フェイエノールト)の勝ち越しゴールをアシスト。75分までプレーし、チームの勝利に貢献した。その伊東にかわってピッチに立った久保も、試合終了間際にFW浅野拓磨(VfLボーフム)とMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のゴールをお膳立てしている。
一方、12日夜開催のトルコ戦では、久保がトップ下でスタメン起用されたほか、MF堂安律(SCフライブルク)が右サイドでプレー。伊東は後半キックオフから堂安にかわってピッチに送り込まれると、75分に自陣からのカウンター攻撃で独走。ドリブルで相手ゴール近くまで駆け上がりPKを獲得すると、自らキッカーを務めて追加点を奪っている。
闘莉王氏は今月22日に自身のYouTubeチャンネルを更新。ドイツ戦とトルコ戦でのパフォーマンスを踏まえた上で「日本代表レギュラーメンバー」を選出。右サイドに伊東を配した一方、久保はメンバー外とした。
また右サイドで久保がレギュラーメンバーに相応しいか問われると「いくら推してもないです」とバッサリ。「どんな素人が見ても、伊東の方が上です。絶対です」と語気を強めたが、久保より伊東を上位にした理由には言及していない。
それだけにYouTubeのコメント欄には、闘莉王氏に理由説明を求める声が。「ファーストチョイスが伊東っていうのは納得できる」「伊東を外す理由がない」と伊東が右サイドでレギュラーという見解に賛同するファン・サポーターがいる一方で、「レアル・マドリード戦での久保が異次元すぎたからなあ…」「久保の評価見誤っているのでは?」「代表では伊東の方が実績あるけど、欧州では間違いなく久保」など異論も見られる。
くわえて「久保はサイドよりもトップ下の方が合う」「トップ下は鎌田より久保かな」と、トップ下のレギュラーメンバー(鎌田大地:ラツィオ)に関する議論も飛び交っている。