【いま注目のトレンドワード・362】 X(旧Twitter)では、話題の映画に関する言葉が注目されることも多い。9月4日には「ゴジ泣き」というワードがトレンド入りした。感動に関する単語にも思えるが、具体的にどういう意味なのだろうか。詳しく迫ってみよう。

最新作でも大暴れ!? 山崎貴監督の手腕で「ゴジ泣き」するファンが続出!
(画像=恐怖の怪物を前に人々は逃げ惑う (画像はイメージ)、『BCN+R』より 引用)

感動の「泣き」かと思いきや…

 「ゴジ泣き」がネット上の関心を得たきっかけは、11月3日公開予定の映画「ゴジラ-1.0」だ。同作はゴジラシリーズ70周年を記念して製作された作品で、神木隆之介さんや浜辺美波さんなど若手の実力派俳優が出演する。

 9月4日には最新予告映像が解禁され、多くのファンが視聴したようだ。同作で監督を務める山崎貴監督は、2014年にドラえもんとのび太の出会いから別れが描いた映画「STAND BY ME ドラえもん」を手掛けており、そのキャッチコピーが「ドラ泣き」であった。この「ドラ泣き」にちなんで、今回は「ゴジ泣き」というワードが生まれた。背景から推測すると「ゴジラ-1.0」も感動する作品かと思うだろう。

 しかし最新予告映像を見ると、冒頭から逃げ惑う人々や多くの悲鳴、破壊される街などショッキングな映像のオンパレードだ。ゴジラが日本の街や戦艦をこれまでになく蹂躙する様子に、ファンの間では「感動ではなく恐怖でゴジ泣きした」「予告の段階で相当数の死傷者が出ており、すでにゴジ泣き」「ゴジ泣きとか茶化してすいません」といった反響が相次いでいた。

 同作は、2016年に公開された「シン・ゴジラ」から7年振りのゴジラシリーズ新作にあたる。今までも公開されるたびに大きな話題となってきた。今回の最新作も映画館に足を運び、大迫力の映像に「ゴジ泣き」してみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)

「ゴジ泣き」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード
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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

提供元・BCN+R

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