秋に効くエギ
秋のアオリイカは好奇心旺盛なので釣り場に着いたら「エギスタラトル3.0号」など音がするエギで攻めて広範囲にアピールすることが大事になってくる。大きいイカから先にアタックしてくるのでピンク、オレンジなどアピール系カラーを使いダートアクションで活性を上げよう。足元まで追ってきても乗らない場合はブルーなどナチュラルカラーを入れていく。色を替えても反応がない場合は「エギスタラトル2.5号」に小さくして同様に攻める。3号から2.5号にサイズを小さくしただけで驚くほど釣れるようになるので、この2サイズは必ず常備しておこう。
また、ラトルエギで追尾がない場合はラトルなしの出番だ。ラトルありを使った後にラトルなしを使う場合は活性があまり高くない場合が多いので、ムラサキやグリーンなど少し落ち着いたカラーを選ぶ。「エギスタ3.0号ノーマルタイプ」は沈下速度が3.5~4.0秒/mと少し速いので、アタリがあっても掛かりが悪い場合は沈下速度が5.5~6.0秒/mの「エギスタ3.0号シャロータイプ」のゆっくり沈むエギを使う。ゆっくり沈むエギの方が軽いのでイカが抱きついても離しにくい。水深が深い所ではノーマル、浅い所ではシャローを使うのが一般的だが、このようにイカの反応を見て使い分けることもできる。
一般的な堤防だと水深3~5mなのでノーマルタイプならエギを15秒ほど、シャロータイプなら20秒ほど沈めてからシャクリ上げよう。水深1~3mほどの超浅場を攻める場合は、さらに沈下速度の遅いスーパーシャローを使う。「エギスタ3.0号スーパーシャロー」は7.0~8.0秒/mとゆっくり沈むので、沈み根や海藻がある浅場では重宝する。沖の深場で釣れない場合は、青物など外敵が入ってこない超浅場にイカが集まっていることも多い。そういった状況ではスーパーシャローの出番だ。磯をランガンする場合は準備を。
磯場で300g級をキャッチ
島の中央にある海水浴場を通り島の反対側に出ると東シナ海に面した磯場が広がっている。この日は午前9時が満潮だったので、下げ潮で磯が海面に現れる11時すぎから磯場に向かう。潮が引くにつれ磯の先端の方に進みながら釣りをした。
磯場はなだらかな浅場が続き水深は1~3mほど。沖にある沈み根を狙いながら釣り進んでいく。沖にエギをキャストすると、表層でダツが果敢にアタックしてくる。こういう状況ではイカは海底近くか、外敵が入ってこないワンドにいることが多い。そこでワンドの入り口周辺を攻めると300gを連続で2尾キャッチ。
秋はイカのいる場所にエギを投げれば比較的簡単に釣れるが、外洋に面した釣り場は青物などの外敵が多いので場所選びを間違うと釣果が乏しくなることも。その後はワンドと水深1mの超浅場を攻め2尾を追加した。