オーストラリアのヨークは1835年にできた、同国で最も古い町のひとつだ。ABCの報道によると、その歴史の長さのためか、この町には幽霊の話が多く、地元の人々や宿泊客に取り憑いてしまうこともよくあると信じられているのだとか。
幽霊が出ると噂されるホテルのひとつであるキャッスルホテルに長年勤めているシャーリー・ハラップ氏は、「私たち地元の人間のほとんどは、この町が最も不気味な町だと思っています」と語っている。ヨークの中心部にあるキャッスルホテルは長年クレイグ家によって運営されているのだが、第一次世界大戦の退役軍人であり、このホテルの元支配人だった故バジル・クレイグ氏が今でもホテルの中を歩き回っているという伝説がある。前述のハラップ氏はクレイグ氏の幽霊について次のように語る。

「彼はまだ現役です……大きな家具を動かすのが得意で、特にワードローブを動かします。彼は有名なので、当ホテルで行われるゴーストツアーには多くの人が訪れます」(ハラップ氏)
ヨークで幽霊の出るホテルはキャッスルホテルだけではない。近くのセトラーズ・ホテルでも同じような話があり、謎の「インクペン夫人」の幽霊がスタッフや宿泊客にいたずらをすると言われています。このホテルの総支配人であるステイシー・スレーター氏は、次のように語る。

「注文があると鳴る厨房用のドアベルがあるのですが、ときどき誰もいない深夜に鳴るんです。ある夜、私たちがカラオケをしていたとき、急に入力していない何かの曲が再生され始めたんです。他の女の子の一人が『インクペンさんだ』と言うと、まるでそのとおりだと言わんばかりにドアベルが鳴ったんです。誰もいなかったし、夜10時頃だったから、キッチンには誰もいませんでした」(巣レーター氏)
このようにさまざまなホテルで幽霊が出るという報告がなされているが、この町で最も幽霊が多く出るのはオールド・ヨーク病院だそう。この病院は最近になって民家に改築されたが、使用されていた当時は、職員が怖くてひとりで2階に上がることができなかったほどだったと報告している。他にもコートハウス・ミュージアム、ファバーシャム・ハウス、ヨーク・タウン・ホールなど様々な施設でも霊の存在が報告されているため、この町は文字通りの「ゴースト・タウン」といえるだろう。

心霊スポット巡りが好きな人は、海外旅行での目的地にこの町を選んでみるのも面白いのではないだろうか。
参考:「Daily Star」ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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