セルティック所属の日本代表FW前田大然には、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーへ移籍する可能性が報じられていた。しかし現地メディアは、トッテナムが前田に関心を寄せていないと主張。バイエルン・ミュンヘンへ完全移籍したFWハリー・ケインの後釜についても触れている。
前田は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとでFW古橋亨梧やMF旗手怜央とともに主力選手として活躍し、リーグ連覇やスコットランド3冠に大きく貢献。今年7月にセルティックと2027年6月までの複数年契約を新たに結ぶと、今季もここまで公式戦全試合でスタメン出場している。
そんな中、英メディア『チームトーク』は今月中旬に「トッテナム率いるポステコグルー監督は、前田との再会を熟考。セルティックの要求額が2500万ポンド(約46億円)だ」と報じていた。
しかしイギリスの移籍情報に詳しいディーン・ジョーンズ氏によると、トッテナムは前田の獲得に興味がないとのこと。トッテナム移籍報道の背景には「前田の代理人による働きかけ」があるという。
またトッテナムは今年夏の移籍ウィンドウで、ケインの後釜を獲得しなかったものの、プレミアリーグ5試合を終えて4勝1分とスタートダッシュに成功。ジョーンズ氏は「ポステコグルー監督は攻撃のオプションをさらに改善することに熱心」としつつも、「ケインにかわるストライカーとして、ブラジル代表FWリシャルリソンを信頼している」と伝えている。
リシャルリソンは昨年7月にエバートンからトッテナムへ完全移籍。昨季はリーグ戦27試合の出場で1ゴールに終わったが、今季はここまでリーグ戦全試合でプレー。今月16日のシェフィールド・ユナイテッド戦では、後半アディショナルタイムに同点ゴールを決めている。