GSX-R1000ABSの車両プロフィール
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2001年に、最大出力160馬力、乾燥重量170キログラムという圧倒的なスペックを引っ提げて、初代GSX-R1000が販売開始されました。2017年の6回目となるフルモデルチェンジでは、空気抵抗を抑えるために全面改良されました。エンジンは回転の遠心力を利用した可変バルブ機構であるSR-VVTを採用し、圧縮比をさらに13.2:1に引き上げ、レーシングエンジン並の性能を発揮しています。電子制御システムであるIMUも搭載しており、ABSと連動して車体をコントロールする機能も追加されました。
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バイクインプレ
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2001年から海外で発売されていたGSX-R1000は、2017年7月28日に初めて国内モデルとしてラインナップされました。そのモデルが「 GSX-R1000R ABS」です。エンジン出力は197馬力で、日本の型式認定車両としては隼に並ぶ最大の数値です。車体やエンジンはMotoGPマシンGSX-RR譲り。硬く高剛性のフレームでは乗りにくくなるため、エンジンブロックを強化し、メンバーとして使う比率が高められています。
車両の特徴
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GSX-R1000 ABSの素晴らしいところは、エンジンだと思います。各社さまざまなスポーツバイクを出してきていますが、これは後出しジャンケンですよ。エンジンは、水冷直列4気筒DOHC4バルブ、排気量は999cc。最高出力197馬力 / 13,200回転、最大トルク117 N・m 11.9 kgf·m /10,800回転。内径×行程 / 圧縮比は、76.0ミリ × 55.1ミリ / 13.2:1です。
足つき
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全長×全幅×全高は、2,075ミリ× 705ミリ× 1,145ミリ、車両重量203キログラム。シート高は825ミリで、身長170センチメートルのライダーなら、つま先がしっかりと接地します。燃料タンクがコンパクトになり、体重移動もしやすくなりました。
走り
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リッターバイクの中ではおそらく最強と思われる出力を出してきました。 MotoGPでも使っているVVT(可変バブルタイミング)とほぼ同じ機構をこのバイクに載せています。 そのおかげで下のトルクを犠牲にしないでトップパワーを上乗せした形になっていますので、上で回し切れるところがとても気持ち良いです。
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今までのGSX-Rのいいところは、一般ユーザーから「粘る中低速が乗りやすい」と評価されていることであり、それを犠牲にしては全てが台無しになってしまいます。なんとそれを保ちつつ、レースでも使えるトップエンドの200馬力前後のパワーを絞り出して来ました。
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エンジン単体でコンパクト化の恩恵を感じることは難しいですが、エンジンが短くなるイコール、スイングアームが長くできる。これが最近のスーパースポーツには必要なことです。Bingアームが長くなることによって安定性が出たりグリップが出たり、 スライドコントロールを緩和する効果があります。
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エンジン長を詰めて同じホイールスペースだけどスイングアームは伸びている。リアを滑らせるためには、スイングアームを伸ばしてあげないと、安心してアクセルを開けることができないのです。 そこにトラクションコントロールも加わったパッケージングになったので、誰でも路面にブラックマークを残せるような楽しいバイクに仕上がっています。
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GSX-R1000ABSには、IMU(6軸センサー)が搭載されています。大きくはトラクションコントロールと ABS ブレーキに使われます。トラクションコントロールに関しては、前後タイヤの回転数が変わることでトラクションコントロールを制御していますが、それに加えて車両が傾いていることを感知して不必要な制御の介入をなくし、必要な出力落とさないようコントロールされます。
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早く走るためにブレーキングしなくてはなりませんが、今回の ABSは直線でバイクが直立状態でブレーキングしてバイクを寝かせることでIMUが傾いていることを検知し、必要なブレーキの効力だけを入れてくれます。もしバンクさせ過ぎて、これ以上スリットが発生しそうな角度域になった時にABS が介入してコントロールしてくれるシステムです。
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スリップしたり、ブレーキを離さなければいけない状態の場合、ラインが大きく外れたり、コースから外に外れますが、ブレーキを握りっぱなしにすることで、ABSによってラインから外れたとしても、コース上にとどまることが可能です。
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電子制御のサスペンションのいいところは、シチュエーションに合わせて硬さをセッティングできるところですが、全開でのS字カーブなど、アクティブでは瞬時に対応してくれないことがあります。GSX-R1000の用途を考えたときに、サーキット走行や一般道での使いやすさを重視してBFFが採用されています。