イギリス軍が1930年代に使用した特別なグリーンカラーのデニム生地、通称「グリーンデニム」が復活。
長年OEM生産を手掛けてきた多賀社が、伝説のミリタリーパンツ「M-51」を現代風にアップデートしたアイテムを開発。応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて10月30日(月)まで先行販売中だ。
幻のグリーンデニム生地を復刻!
多賀社ではこれまで3度にわたり、グリーンデニム生地を使用したアイテムをリリースしてきた。
そもそも、これらのプロジェクトの元となった「グリーンデニム」は、“デニムの聖地”とも称される井原のデッドストック品として見つかった。同社ではこの生地を用いたアイテムを作るため、クラウドファンディングで支援を呼びかけることに。多くの人々の応援を受け、デッドストック品であったグリーンデニムの再生産にこぎつけた。
グリーンデニムの生産を手掛けるのは吉和織物社。経糸9番・緯糸12番のナチュラルムラ糸を旧式の力織機で織り上げ、あえて打ち込みを甘めにすることで無骨な印象のセルビッチデニムに仕上げている。
グリーンデニム生地を用いて男前な軍パンを開発
4度目のプロジェクトとなる今回は、このグリーンデニム生地を用いて、名品と名高い「M-51」をベースにした軍パンを開発。
「M-51」は1951年に登場した軍パンで、そのゆったりとしたストレートなシルエットがストリートファッション好きから定評を得ている。オリジナルは人気が高く、復刻版も数多い。太めのシルエットなので、タイトなトップスとも相性抜群だ。
今回のアイテムはこの軍パンをベースにしつつ、ディテールに多賀社流のアレンジを加えている。
カーゴポケットにはサイドストラップを収納。そもそもは止血や消音などのために備え付けられていたサイドストラップだが、今回のアイテムではポケットの中にタックインしてスタイリングに活用できる。
また、裾幅を調整するドローコードは、靴に合わせてシルエットを変化させたいときにぴったりだ。
「M-51」を彷彿とさせる逸品で、ミリタリーな着こなしを楽しみたい。
(IKKI)