レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、20日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のインテル戦で先発出場。3日前に行われたラ・リーガ(スペイン1部)第5節レアル・マドリード戦では、古巣相手に本来のパフォーマンスを披露。ただ現地では、MFトニ・クロースらマドリード所属選手に対する不満がクローズアップされている。
昨年7月にマドリードからソシエダへ完全移籍した久保は、今季も攻撃陣の中心選手として活躍。開幕から全試合スタメン出場で3ゴール1アシストと好調をキープする中、マドリード戦ではクロース相手に股抜き突破を仕掛けるなど、意地を見せた一方、クロースやMFオーレリアン・チュアメニからファウルでプレーを止められた。
マドリードの専門サイト『ディフェンサ・セントラル』は、「久保はマドリード所属の一部選手に対して怒った」と見出しをうち、久保の振る舞いに注目。これによると、久保は試合後にマドリード所属GKアンドリー・ルニンと会話している時、「あの2人(クロースとチュアメニ)は、試合中に僕を地獄のように蹴ってきた」と語ったとのこと。
同メディアは「久保はクロースとチュアメニのファウルに少々唖然としていた。ただ彼はボールに触れるたびに常にマドリードに脅威を与えていた。特に前半45分間は良いプレーを見せた」と綴っている。
なお久保はマドリードとの古巣対戦でフル出場すると、CLインテル戦でも72分までプレー。ゴールこそ奪えなかったが、好プレーでビッグクラブを脅かしている。