ブライトン所属の日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ(イングランド1部)を代表するスター選手として活躍。トッテナム・ホットスパー所属の韓国代表FWソン・フンミンと三笘の比較論が度々話題となる中、元中国代表選手の主張に注目が集まっている。
三笘は昨季、プレミアリーグで7ゴール5アシストと結果を残すと、今季もここまで全5試合スタメン出場で3ゴール1アシスト。マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が「三笘は信じられないくらい良い選手。昨季のプレーは本当に素晴らしかった」と称えたほか、マンチェスター・ユナイテッドをはじめビッグクラブ移籍の可能性が報じられている。
一方、ソン・フンミンはハンブルガーSVやバイエル・レバークーゼンを経て、2015/16シーズンからトッテナムでプレー。2021/22シーズンにアジア人初となるプレミアリーグ得点王に輝くなど実績を残しているほか、今季からキャプテンを務めている。
イギリス国内で三笘に対する評価が高まる中、元中国代表選手の徐亮氏は三笘、ソン・フンミン、かつてマンチェスター・シティでプレーしていた孫継海を比較。中国メディア『捜狐』の報道によると、同氏はインターネットのライブ配信で以下のようなコメントを残したという。
「日本人選手を含め、今のアジア人選手の中で孫継海と比較できる選手は多くないと思う。他のリーグのことは話さないでおこう。三笘は孫継海のレベルに到達していない。ソン・フンミンくらいだろう」
このコメントを受けて、『捜狐』は「確かに孫継海は最も成功した中国人選手であり、彼の輝かしい欧州挑戦は中国サッカー界で比べられない。しかし三笘と比較できず、ソン・フンミンと同等のレベルというのは、明らかに誇張されている」と、徐亮氏の見解に懐疑的な視線を送っている。
なお孫継海は1998/99シーズンに当時イングランド2部のクリスタル・パレスでプレーしたほか、2001/02シーズンからおよそ7年間マンチェスター・シティに在籍していた。