東京都による「Tokyo ISLANDHOOD with STARTUPS」と題した、スタートアップと離島(東京島しょ部)の共創プログラムの採択企業6社が決定しました。

このプログラムは、東京の島しょエリアの魅力向上や地域課題の解決を目的として、スタートアップによるビジネス展開を支援するための取り組みです。

プログラム概要

東京都が主催する本プログラムは、創業から10年未満の個人事業主、NPOを含むスタートアップを起用し、伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島を2023年度(令和5年度)の対象として、事業展開に向けた支援を行うというもの。

島しょエリアで生活を営む人や事業者の想いに共感し、新しいアイデアを通して島の可能性を開く熱意のある企業を募ったそうです。

採択されたスタートアップ各社のビジネスモデルには、それぞれの島ならではの環境や資源を活用した事業展開と、島民の生活の質を向上させることが期待されています。

TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS

採択企業6社とその事業テーマ

企業選考に際して、事前説明会が4回行われました。

観光関連・交通関連・教育関連など、さまざまな事業を行う企業や個人が参加。島の振興に従事する関係者、島で活躍するゲストらも参加して、島のくらしや魅力、課題などがありのままに伝えられたということです。

採択にあたっては、島の課題解決・価値創造の一助となるか、島のマーケットを理解しているか、事業の独自性・優位性・技術力に社会的インパクトがあるか、地域と関わり続ける意思・想いがあるか……この4つに焦点をあてて、企業の選考が行われました。

採択された企業とその事業テーマは以下の通りです。

アイランデクス株式会社

テーマ:離島引越しに関わる課題改善と雇用づくり

エアロセンス株式会社

テーマ:国産ドローン・次世代VTOLによる誰も取りこぼさない物流

株式会社Sanu

テーマ:セカンドホーム・サブスクリプションサービス

Space Aviation株式会社

テーマ:観光振興と地域課題解決を両立するエアモビリティ事業

FLOATBASE株式会社

テーマ:島しょ地域の医療アクセス向上に向けた都内の診療所をつなぐサテライト診療所デバイス

株式会社ライトライト

テーマ:高齢化地域の事業・経済を活性化する事業承継マッチングプラットフォーム