群れ発見でワカサギ入れ食い!
開始から一時間程してから、対岸の急なブレイクラインを探るためにママの森周辺に移動して直ぐに大きい群れを発見しました。そこでは入れ食い状態が続きその場でおよそ60匹前後ぐらいの釣果を上げることに成功。合計で80匹弱を釣り上げて午後4時ごろに納竿しました。
ワカサギ釣りで学べること
今回の釣りでは、ワカサギの動きをよく観察できました。基本的にワカサギのような魚は、形のあるカバーにはあまりつかない性質があると感じました。
群れで行動する性質と、捕食生物がワカサギを追い込みやすい地形や障害物の周りを避けて動いていると考察できます。
溶存酸素量とワカサギの餌となる微生物や水中の有機物の量が、流れのある沖側のほうへ定期的に水が入れ変わることで魚影が濃くなるのかもしれません。
魚探の反応の見方とエレキの操作
今回は魚探の見方やエレキの操作について考えさせられることが多かったです。今回は魚の群れの上でしっかりキープしながら移動する群れを少しずつ追いかけたため、ボートを止める技術の練度が顕著に出ました。
私はハードプラグメインでバス釣りをしていて、普段は繊細な釣りをあまり行いません。このスタイルをフットコン一つで出来るアングラーには敬意を感じます。
私が数メートル四方に広がる群れの真ん中に仕掛けを入れるのにもたついてる間に、バスの目線に綺麗に小型ルアーをアプローチ出来るというのは名人芸そのものです。
バス釣りにも活かせる点が多かった
最初に書いたように、魚探の精度や規模を自分の感覚で知りたい想いで行った今回の釣り。やはり群れの濃淡はハッキリと出ていて魚の反応の見分け方も分かりやすくなると思いました。
映っている物が障害物ならルアーを当てれば分かるものですが、魚の群れとなると想像するか実際に水中を覗き込むしか確かめる方法がありません。ワカサギ釣りをしてみたことで魚、探の反応に対して等身大のイメージを作ることが出来たと感じました。
アタリの取り方とタックルバランス
今回はバスタックをそのままワカサギ釣りに使ったのですが、意外にもワカサギのアタリをしっかりと取れました。しかしロッドパワーが過剰なために、高確率で針が抜けてしまうというのも感じました。
ワカサギの竿は穂先がかなり繊細なのが特徴ですが、これはフッキングのパワーを適度に逃がして魚の口切れを防ぐセッティングなのだと身をもって再確認しました。
バスロッドでフッキングさせるには大きな合わせをせずに、糸のテンションを軽く張るだけにすると掛かりが良かったです。回収するときはできる限りゆっくり上げると釣果も伸ばせました。
<小塩勝海/TSURINEWSライター>
山中湖