今年7月、米下院でUFO公聴会が開催され、元情報将校のデイヴィッド・グラッシュ氏、元米海軍パイロットのデイヴィッド・フレイヴァー氏、ライアン・グレイブズ氏が、自らが体験したUFOや宇宙人についての知識を公の場で語った。墜落したUFOを米政府が回収しているという話や、非ヒト生命体が回収されたという驚きの話が飛び出したことはトカナでも報じた通りだ。

 そうした中、米国の動きに触発されて、メキシコ議会でもUFO公聴会が開催され話題になっている。12日、UFOジャーナリストのハイメ・マウサン氏は、議会の厳かな場で、2体の「宇宙人ミイラ」を公開。国内・海外メディアがその様子を熱狂的に報じた。

メキシコ議会でUFO公聴会が開催! 公開された「3本指の宇宙人ミイラ」まとめ
(画像=マウサン氏と宇宙人ミイラ(画像は「Getty Images」より),『TOCANA』より 引用)

 トカナではこの宇宙人ミイラについて発見当初からその経緯を伝えてきた。2017年にペルーのナスカから発見されたもので、その特徴は真っ白い全身と長い3本指だ。当時の情報では全部で5体のミイラが見つかっている。マウサン氏を中心としたチームが「Gaia.com」というウェブサイトで発見から分析に至るまでのドキュメンタリー映像を公開し、人々に知られることになった。

 放射性炭素年代測定の結果、ミイラ化されたのは西暦245年~410年と見積もられ、その時期はナスカ文化(紀元前200年~紀元後800年)と重なることから、ナスカ人と交流があったことも推測された。またDNA検査の結果、人間のDNAと完全に一致したと報じられたり、1.5%だけ現生人類とは別のDNAが見つかったため別の種族もしくは人類とのハイブリッドの可能性も示唆されるなど心躍る情報が次々と公開されていった。

 当時は膝を抱えた姿の比較的大型のミイラ「マリア」が主に分析の対象になっていたが、今回メキシコ議会で公開されたのは、より小型のものだ。しかし当時、イギリスの超常現象研究団体「MapIt」の会長でドキュメンタリー製作者のスティーブ・メラ氏は、小型のミイラは魚や動物の骨で作られた偽物で、“本物”の可能性があるのはマリアただ一体だという話していたのだが……。

メキシコ議会でUFO公聴会が開催! 公開された「3本指の宇宙人ミイラ」まとめ
(画像=画像は「Getty Images」より,『TOCANA』より 引用)

 これらのミイラについては当初から疑惑の目が向けられており、「世界ミイラ学会」は、ミイラの“作製”に伴って“考古学的犯罪行為”があったのではないかと懸念を表明していたりする。

 2018年から3本指ミイラの話はぱったり途絶えていたが、ここに来て再び世界的注目を浴びたのはトカナとしても驚きなのだが……先述したようにこのミイラには疑惑が多く、マウサン氏の言葉を鵜呑みにすることはできない。今回の公聴会を機に徹底的な調査が行われ、真偽をはっきりと決定して欲しいものだ。

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提供元・TOCANA

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