証券コード協議会は、2024年1月から新規に付番する証券コードに英文字を組み入れる「証券コード英文字組入れ」に関する特設ページを開設し、変更までの経緯や概要を説明している。

2024年1月から証券コードは「数英字4桁」に 既存の証券コードは変更なし
(画像=証券コード英文字組入れは2024年1月から,『BCN+R』より 引用)

既存の数字4桁の証券コードは変更なし

 現在の証券コードは「9809」のような数字4桁で設定されているが、証券コードの設定可能な残コード数が減少してきていることを踏まえ、設定可能なコードを増やすため、証券コードに英文字を組み入れることになった。投資家が2024年1月以降に新規上場の承認が発表された上場株式などの発注でコードを使う場合、「130A」のように英文字が入ったコードとなる。

 ただし、それ以前にすでに設定されているコードの変更はない。例えば、日本取引所グループの証券コード「8697」は、2024年1月以降も継続して同コード(8697)を使用する。

2024年1月から証券コードは「数英字4桁」に 既存の証券コードは変更なし
(画像=新旧比較 (既存の数字4桁の証券コードは変更なし),『BCN+R』より 引用)

 英文字を使用する桁は、株式固有名コード(株式、ETF、REITなどに付番する4桁のコード)の先頭から2桁目と4桁目のいずれか、または両方(例:987A、9A76、9A7A)。使用する英文字は、大文字のうち「B」「E」「I」「O」「Q」「V」「Z」を除く19文字となる。

 なお、公社債銘柄コードと有価証券オプション取引識別コードには、コードの一部に株式固有名コードを含むものがあるため、2024年1月1日以降、株式固有名コードの部分に英文字が含まれる場合がある。

 英文字組み入れ後の付番順序としては、まず4桁目のみ英文字のコードから付番する。130Aから付番し、4桁目の英字は固定し、他の桁は数字を昇順に使用する。4桁目がAのコードをすべて使用した後は、英文字部分をアルファベット順に使用する。

 4桁目のみ英文字のコードをすべて使用した後は、 2桁目のみ英文字のコードを付番する。1A00から付番し、2桁目の英字は固定し、他の桁は数字を昇順に使用する。2桁目がAのコードをすべて使用した後は、英文字部分をアルファベット順に使用する。

 2桁目と4桁目に英文字を使用するコードは、付番順序として定義せず、拡張余地として残す。

提供元・BCN+R

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