ノースゲイト ウォッチズはオランダ、アムステルダムで2021年に創設された新鋭ブランド。代表作のクラブシリーズは、1970年代に誕生し、現在でも高い人気を誇る “ラグジュアリースポーツ”スタイルのデザインに加えて、アートや音楽が身近な街として知られるアムステルダムの文化から影響を受けたカラフルな文字盤デザインが特徴となっている。
オランダらしいセンスが光るカラー文字盤にまず目を奪われるが、筆者としては価格以上の質感と満足感を味わえる外装パーツの作りにも注目したい。全体的にヘアライン仕上げを施し、スポーティな印象を強調しつつ、ヘアライン仕上げを施したベゼルの表面に対して、側面は鏡面のような質感になっており、この違いによって時計の高級感を演出。インデックス、針は文字盤カラーによって造形や仕上げを変えており、カラフルな文字盤を引き立てながら、質感の良さで時計としての魅力をしっかりと感じさせる。
40㎜と34㎜、二つのサイズで多彩なラインナップを展開しているが、いずれも6万円台という価格を考えるとなかなか満足感の高い仕上がりと言えるだろう。カラー文字盤とラグスポテイスト、二つのトレンドを楽しめる大人のデイリーウオッチとして、手に入れておいて損はないはずだ。
NORTHGATE WATCHES(ノースゲイト ウォッチズ)
Club40(40mm)St. Birth Azur
40mmサイズのケースを採用したコレクション。外装には全体的にヘアライン仕上げを施し、スポーティな印象を強調しつつ、時計界でトレンドになっているターコイズブルーを採用しているのもポイント。一般的なブルーよりも個性的だが、繊細で清潔感のある色合いなのでファッションを選ばずに着けられる。
■St. Birth Azur。SS(40mm径)。10気圧防水。クォーツ(スイスロンダ製、10年パワーリザーブ)。6万500円(時計単体)、6万4900円(シリコンラバーベルト付属セット)
ソリッドなケースが重厚な印象を感じさせるが、クォーツムーヴメントを使用しているため、7mm厚と薄型のフォルムを実現させている。
裏ブタは気密性を考慮したスクリューバック仕様。肌に触れた際にベタつかないよう、同心円のヘアライン仕上げを施して装着感を高めている。
ミドルケースはヘアライン仕上げがベース。角が鋭いと袖口を傷めてしまうため、要所で面取りを施しているため装着感も良好だ。
バックルはプッシュ式の両開きタイプを採用。閉じたときに一体感があり、すっきりした印象を感じさせるのがポイントだ。
NORTHGATE WATCHES(ノースゲイト ウォッチズ)
Club34(34mm)
ダウンサイジング(小型化)のトレンドを取り入れた34mmのモデル。男女問わずに少し小振りなサイズで時計を楽しみたい人におすすめ。
■Sage Green。SS(34mm径)。10気圧防水。クォーツ(スイスロンダ製、10年パワーリザーブ)。6万500円(時計単体)、6万4900円(シリコンラバーベルト付属セット)
【問い合わせ先】
フューチュラマトレーディングス
文◎船平卓馬(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
【関連記事】
・【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
・【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
・進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
・菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
・アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?