
母が示した愛車のこだわり、それは納得でした
以前、母にクルマをプレゼントする機会があったのですが、ご要望の車種を聞いたところ「道が狭いところは不安だから、Kカーがイイ。でもアルトだけはイヤ」と言われたのです。
ん?! クルマに詳しいわけでもない母が、なんでアルト限定でNGなんだろう? と不思議に思い、よくよく話を聞いてみると、以前車検の代車で貸し出されたのが7代目アルトだったらしく、あまりのシンプルさに、これはさすがに物足りない、自分の愛車として乗るのはイヤだと思ったらしく、逆にしっかりと名前を覚えてしまったとのことでした(笑)。良くも悪くも名前は覚えられたわけですが、言ってみれば母にとっては悪名なわけで、なんともはや…。


でもその時わかったのが、クルマにさして興味がなさそうな母でも、自分の愛車となるとそれなりにこだわりがあり、あまりにも装備が何もついていないクルマでは、物足りなさを覚えるということでした。
母がこだわったのがとくにインテリアで、できればナビが欲しいとのこと。遠出もしないクセに何を言っているんだ? と思ったら、ナビで目的地を入力して、あんなところにも、こんなところにも行ってみたい~、これさえあれば行けそうな気がすると思いを馳せるのが楽しいんだとか。冒険の旅を夢見させてくれる、クルマってそんな存在なんですよね。


【プロフィール】
竹岡圭(たけおかけい)/各種メディアやリアルイベントで、多方面からクルマとかーライフにアプローチ。一方で官公庁や道路会社などの委員なども務める。レースやラリーにもドライバー/監督として積極参戦。AJAJ副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
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提供元・CAR and DRIVER
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