トヨタの新しいフラッグシップとなるセンチュリーのニューモデルが、2023年9月6日にインターネットを通じて全世界に公開されました。
これまでセンチュリーといえば、コンサバティブなセダンスタイルもアイデンティのひとつでしたが、今回は新しい時代を見据えたSUVスタイルのセンチュリーを作り上げました。
その詳細を見て行きましょう。
寸分の狂いも許されない超一流の仕上げ
歴代センチュリーの品格に、威厳に満ちた風格とグローバルリーダーが必要とする空間を確保した新しいセンチュリーは、2ボックススタイルを基本としたSUVです。
フロントは、堂々としたたたずまいに鳳凰のエンブレムが揺るぎない存在感を主張しています。
グリルは日本建築の伝統技法である組子細工をモチーフとし、センターに配置されるシルバーの鳳凰は江戸彫金の流れをくむ匠が手彫りで仕上げました。
特徴的な片側4眼LEDヘッドランプは、1灯がハイ/ローの切り替えができるBi-Beam、残りの3灯はロービームという構成。アダプティブハイビームシステム[AHS]を内蔵して夜間の安全性を高めています。
サイドビューは、リアに重心をもたせたデザインによって、このクルマが後席を重視していることを暗黙のうちにアピールしています。
エッヂの効いた几帳面は、平安時代の屏障具の柱にあしらわれた面処理の技法で、セダンのセンチュリーでも採用してきたもの。
フロントフェンダー、フロントドア、リアドア、リアフェンダーパネルを寸分の狂いもなく筋の通った仕上げにも匠の技術が活かされています。
同時にAピラーには、プレス成形後、レーザーで加熱成形することでルーフにつながるキャラクターラインをシャープなものにしています。
水平・垂直を基調としたリアは、フロントとの統一感をもたせた片側4灯のコンビネーションランプを採用。厚みのあるインナーレンズは立体的で質感の高い印象です。
気になるボディサイズは、全長5,205mm×全幅1,990mm×全高1,805mm、ホイールベース2,950mmというもの。
ライバルとなるであろうロールスロイス カリナン(全長5,340mm×全幅2,000mm×全高1,835mm)や、ベントレー ベンテイガ(全長5,125-5,150mm×全幅1,995mm×全高1,728-1,755mm)に堂々と渡り合える大きさです。
前後バンパーは、匠の手によって1000分の1mmレベルまで段差をなくす仕上げが施され、美しい面を実現しています。
ボディカラーは、上記の白鶴(はっかく/プレシャスホワイトパール×シルバー)と、黎明(れいめい/プロミネントグレー×シルバー)、麟鳳(りんぽう/ブラック×シルバー)の3色を基本に、オプションで黎明 単彩(れいめい たんさい/プロミネントグレー)、麟鳳 単彩(りんぽう たんさい/ブラック)、黎明 杼型(れいめい ひがた/プロミネントグレー×ブラック)、紅蓮(ぐれん/グローリーレッド×シルバー)の4色を加えた全7色が用意されます。
その塗装面は、水をかけながら表面の凹凸をなくす水研(すいけん)という工程を3回繰り返しながら何層にもわたる塗装を行い、最後に「鏡面磨き」を施すことで、塗装面の平滑性と艶が比類なきレベルに仕上げられることになります。
その足元を演出する20インチホイールは、セダン版センチュリーのホイールデザインと共通性を感じるデザインで、専用に開発されたタイヤが組み合わされることになります。
エクステリアだけを眺めても、国内最高峰に位置するモデルへの並々ならぬこだわりが感じられるセンチュリー。後席にどんなセレブが乗るのかも興味の尽きないところです。
提供元・車選びドットコムマガジン
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