パンダとともにゆったり過ごす。大人の文化祭のような2日間

CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像=2008年から有志で構成される「パンダリーノ実行委員会」の主催で開催。開催情報や過去の模様は公式サイトや各SNSで確認を、『CAR and DRIVER』より引用)

1980年の誕生以来、フィアット・パンダはイタリアを代表するコンパクトカーとして不動の人気を維持する。ジョルジェット・ジウジアーロが開発を手がけた1stパンダの画期的なデザインとパッケージングはいまもなお魅力的だ。40年以上の歴史がありながら、現行モデルでまだ3代目とライフサイクルが長く、機能性と独特の愛嬌あるキャラクターに心惹かれるファンは日本にも多い。

CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像=事務局代表のYUKIさん、『CAR and DRIVER』より引用)

そんなパンダオーナーたちが毎年5月末に全国から集まるお祭りが「パンダリーノ」だ。2008年にスタートし、今回が第15回目の開催である。

開催日は5月27日と28日の2日間。会場の渚園(静岡県浜松市)に全国からエントリーした300台が集まった。会場では泊りがけでキャンプを楽しむこともできる。

CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像=タープやテントと組み合わせてのんびりとした時間を楽しむ参加者が多かった、『CAR and DRIVER』より引用)

「パンダのオーナーたちがのんびりと楽しめる集まりを目指しています。パンダリーノがパンダに乗り続ける支えになればうれしいです」と事務局代表のYUKIさんは語る。

300台の内訳はパンダ1が138台、2が21台、3が103台と、19年間にわたって生産された1stモデルが最多エントリーである。パンダ好きであれば、その他のクルマやバイクでも参加OK。初参加も64台というオープンさがこのミーティングの魅力となっている。今回はイタリアから、パンダ・オーナーのステファーノさんが来日。日本のオーナーたちとの交流を楽しんでいた。

CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像=静岡県浜松市の渚園に300台のパンダが全国から集合。2024年は5月25〜26日に開催が予定されている、『CAR and DRIVER』より引用)

会場を歩くと、歴代で3世代と少なく、スタイリングもシンプルなパンダの印象からは想像できないほどバラエティ豊か。4輪駆動モデルの4×4やスポーツモデル、希少な限定車や並行輸入モデルまでバリエーションは多彩。さらにオーナーたちのさまざまな趣味趣向が反映されている。パンダリーノが維持やカスタムのモチベーションになっているようだ。

実行委員会ではほかにもキャンプなど、コンスタントに活動している。オーナーでなくても十分に楽しめるイベントなので、フィアット・パンダに少しでも関心のある方なら、一見の価値があるイベントである。

ミーティングの概要
■車種:フィアット・パンダ
■開催日:2023年5月27日・28日
■参加台数:300台
■活動地域:全国
■問い合わせ先:ホームページ

CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像= 1993年式1000スーパーi.e.。ギターとクルマを同じ塗料で仕上げたそう(西田将吾さん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 07年式アレッシィ。「インテリアなどの純正パーツがかわいいです」(三浦直樹さん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= デルタグリルの99年式4×4。「24年目で走行31万㎞超ですがまだまだ現役!」(宮原勇希さん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= スペインのセアトがライセンス生産したパンダ独自の貨物モデル・トランス(YUKIさん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 2021年式クロス4×4。専用パーツやフォグランプを装備したコンパクトSUV(月野淳一さん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像= 新車から大切に乗り続けているという88年式1000CL。最後のキャブ仕様車(paioさん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 2017年式4×4は小さい自転車なら楽に搭載可能。出かけた先での走行を楽しむscanitさん 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 03年式1100ホビー。「車体の全塗装など色々と手を加えています」という箕面のパンダさん 、『CAR and DRIVER』より引用)
CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像= 06年式アレッシィをご自身で再塗装。鮮やかなオレンジを蘇らせたというUP!andaさん 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 2019年式イージー。「大型犬が一緒でも楽々乗れます」という居住性が魅力(あけこさん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 少数派のパンダ2の中でもキャンディオレンジはさらに希少(佐藤利春さん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= パンダ好きが高じて愛車もパンダに。鮮やかなブルーの13年式イージー(にゃがさかさん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= アランチャは2014年発売の限定車。車名のとおり鮮やかなサニーオレンジ (カトウさん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 97年式セレクタにバンキットを装着。テールランプを英国仕様に変更(中森寛治さん) 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 2014年式イージー Sweet Dream Turquois。二ホンミツバチの養蜂をしているという君塚和香さん 、『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像= 96年式 1100CLX。木村義則さん(左)はイタリアから来たステファーノさん(右)とパンダで日本旅行に 、『CAR and DRIVER』より引用)
CARイベントレポート【パンダリーノ2023】フィアット・パンダ・オーナーズミーティング
(画像= 04年式1200PLUSプラス4×4クライミング。自作のセンターキャップなど細やかな装飾(ブコウさん) 、『CAR and DRIVER』より引用)

提供元・CAR and DRIVER

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