高速道路に乗った際に休憩などでよるサービスエリア(SA)。お土産屋や売店、飲食店などを利用したことがある人も多いだろう。そんなサービスエリアは、場所によって一般道からも入れることをご存じだろうか。今回は、関西の一般道から入れるサービスエリアを六つ紹介する。
一般道に設置された駐車場に車を停めて入る
サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)は、高速道路を利用しないと入れない場所だと思っているだろう。実際には、一般道に設置された駐車場に車を停めてから入れるようになっている場所もある。
一般道からも利用可能なSA・PAは、NEXCO東日本で「ウォークインゲート」、NEXCO中日本で「ぷらっとパーク」、NEXCO西日本で「ウェルカムゲート」という呼び名で呼ばれている。これらは「商業施設を一般道からでも気軽に利用してほしい」という思いで、整備された入り口だ。
調べ方について
一般道から利用可能なSAやPAの調べ方は、上記の名称がカギになる。それぞれの地域における名称でWeb検索をすると、一覧が出てきて、調べることが可能だ。自宅近くであれば、リモートワークの休憩中など、サービスエリアによってリフレッシュも可能だろう。該当するかどうか、チェックしてみてほしい。
一般道から入れるサービスエリア
ここからは、一般道から入れるおすすめのサービスエリアを六つ紹介する。
岸和田SA(大阪府)
岸和田SAは、阪和自動車道にあるSA。関西国際空港を出で最初にあるSAで、江戸時代の町屋をイメージした落ち着いた造りの建物が特徴だ。
下りには、建物の横に日本庭園があり、ドライブの休憩スポットとしてもってこい。全国のラーメンを堪能できるコーナーや、有名店監修のお店など、上下線ともに多くの店が待ち構えているため、おなかをすかせて行くと、より楽しめるだろう。
多賀SA/EXPASA多賀(滋賀県)
多賀SA(上り)/EXPASA多賀(下り)は、名神高速道路にあるSAだ。これらは、歩道橋を使って上下線を行き来できるため、両方の施設を利用可能。
EXPASA多賀は、中央館(ショッピングコーナー・フードコート)、北館(24時間営業のコインシャワーやコインランドリー完備)、南館(コンビニ、宿泊施設など)と三つの建物からなる大型SA。併設されているハイウェイホテル「レストイン多賀」には、日帰り入浴施設もあるため、旅行気分で訪れるのもいいだろう。
土山SA(滋賀県)
新名神高速道路にある土山SAは、上下線集約型のSAだ。「近江牛ステーキ」が堪能できるレストランや、手作り豚まんの店など、ご当地グルメが味わえる。また、滋賀をはじめとして京都、神戸、大阪、三重、名古屋など各地の土産品がそろう、珍しいSAでもある。
宝塚北SA(兵庫県)
宝塚北SAは、新名神高速道路にあるSA。こちらも上下線集約型で、南欧風の「宝塚モダン」をコンセプトにした建物が特徴的な、西日本最大級のSAとなっている。意外な見所が、トイレ。女性用トイレには、シャンデリアがあしらわれており、パウダールームや、ドレッシングルームもあるなど、ゆったりとくつろげる。
三木SA(兵庫県)
三木SAは、山陽自動車道にある広々とした造りが自慢のくつろげるSAだ。敷地内には小公園があるほか、24時間利用可能なドッグランも併設。近くにコーヒーショップもあるため、犬と一緒にふらっと気晴らしに来てみてはどうだろうか。
朝来SA(兵庫県)
播但連絡道路にある朝来SA。旬の野菜や農産物を販売する農作物直売コーナーのほか、朝来市の特産物や但馬各地の土産がそろう物産販売ホール、地元食材を使ったレストランなどの施設がそろっている。また、「道の駅フレッシュあさご」も併設されているため、意外な地元の食材や特産品に出会えるかもしれない。