浦和レッズは今月20日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ第1節で、中国1部・武漢三鎮と対戦する。この試合を前に、日本代表MF伊藤敦樹による“田舎発言”が中国国内で反感を買っているようだ。
浦和は18日、公式サイトに伊藤の試合前コメントを掲載。これによると、同選手は武漢の街並みに対する印象について「武漢は田舎だと聞いていましたが、そんなことはなく栄えています」と語ったという。
すると中国メディア『捜狐』は、「武漢は田舎だと聞いていた」という同選手のコメントに反発。「武漢戦前に中国のファン・サポーターを失笑させ、言葉を失う出来事が起きた。そんな情報をどこから聞いたのか分からないが、本当に信じられない」と綴っている。
さらに同メディアは「武漢は北京、上海、広州、深圳などの主要都市には及ばないが、それでも中国最大の都市のひとつである。日本人であり、情報に詳しいはずだが、それでも武漢は田舎にあると聞いていた」
「この点について、中国のファン・サポーターからは『今のネット社会で、日本人は常識のかけらもないのか』と言っている。我々(中国人)は東京が日本の大都市であることを知っているのと同じように、日本の他の大都市を田舎とは考えていない」と、中国国内の反応もあわせて伝えている。
なお武漢は湖北省の省都であり、人口は2018年時点でおよそ1100万人。新型コロナウイルスの発生源として、日本国内外問わず多くの人々に知られている。