旗手怜央 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のフェイエノールト戦で今季初先発。セルティックと契約延長が報じられる一方、ここにきてプレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパー移籍の可能性が浮上している。

 同選手は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで主力選手として活躍したが、ブレンダン・ロジャーズ監督就任により立場が一変。リーグ開幕から2試合つづけてベンチスタートとなると、先月13日の第2節アバディーン戦でふくらはぎを負傷。それでも今月16日のリーグ戦で復帰すると、フェイエノールト戦では58分までプレーした。

 そんな旗手は、今年夏にリーグアン(フランス1部)やサウジアラビア1部クラブからの関心が取りざたされたが、負傷の影響もあり残留。今月はじめにはセルティックとの契約延長交渉を再開すると現地で報じられていた。

 しかしイギリスのマーク・グイディ記者は、旗手が来年夏に移籍する可能性があると主張。ポッドキャスト番組『ゴーラジオ』で以下のようなコメントを残している。

 「旗手はいつもポステコグルーを好んでいたので、新しい監督、新しいやり方を受け入れさせられている。彼に移籍のチャンスはあった。彼に注目しているクラブは、間違いなく様々な理由で彼を振り向かせた。しかし本人は現在セルティックに集中している。もし契約延長すれば、(旗手の去就に関する)しつこい疑問は消えるだろう」

 「旗手には来年夏に売却される可能性があるが、間違いなく今季いっぱいはセルティックでのプレーに集中している。しかし来年夏を見れば、ポステコグルーがセルティックの選手を1人か2人獲得しようとしているのを見ても驚かない。旗手はおのずとポステコグルーの最上位リストに入ると思う」

 先月にはセルティックからの契約延長オファーを一旦断り、移籍の可能性を模索していたと報じられている旗手。今季終了後に、トッテナムで恩師ポステコグルーと再会することはあるのだろうか。