セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のフェイエノールト戦で先発出場も不発。チームが0-2で敗れた中、セルティック元監督から失点シーンの対応で厳しい指摘を受けている。
セルティックは前半アディショナルタイムに、自陣ペナルティエリア手前でフリーキックを献上。FWケルビン・ステングスが左足から直接ゴールを狙うと、ボールはワンバウンドしてゴールマウス右隅に吸い込まれた。
先制点を奪われたセルティックは、後半に2選手が退場。古橋やFW前田大然をベンチへ下げた後に追加点を奪われるなど、終始試合の主導権を握られて敗れている。
試合後、かつてセルティック指揮官として3度のリーグ優勝を成し遂げたマーティン・オニール氏は、前半アディショナルタイムの失点シーンに注目。米メディア『TNTスポーツ』のインタビューで、古橋のポジショニングに苦言を呈した。
「古橋はキックオフ時、ピッチに立っていた選手の中で最も身長が低い。なのにフリーキックでは最も重要なポジションにいる。壁の内側にいた。ステングスが左足からのシュートでカーブをかけようとしていることは明らかだ。古橋は壁の内側にいるべきではなかった。セルティックは古橋ではなく、背の高い選手を置くべきだった」
今季ここまでスコットランド1部リーグ戦で4ゴール2アシストと、好調をキープしていた古橋。CL初戦での惨敗劇にイギリス国内で厳しい意見が上がる中、セルティックOBから戦犯扱いを受けている。