ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、今月17日のレアル・マドリード戦で好パフォーマンスを発揮。以前からマドリード復帰の可能性が報じられていたが、ここにきて復帰が現実的ではないとの見方が広まっている。
久保は昨年7月にマドリードからソシエダへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦34試合に出場で9ゴール7アシストと結果を残すと、今季もここまで全4試合出場で3ゴール1アシストと主力選手として活躍。ラ・リーガ第5節マドリード戦では、MFトニ・クロース相手に股抜き突破を図ったシーンで注目を浴びている。
久保とソシエダは2027年6月までの複数年契約を結んでいるが、同選手の保有権の50%はマドリードが保有。そのため、同クラブ復帰の可能性がスペイン国内で盛んに報じられていた。
しかしスペイン紙『マルカ』は、「久保はマドリードのスタメンにふさわしい位置がない。彼の買い戻しは費用のかかる作戦だ」とリポート。右サイドでFWロドリゴをベンチに追いやってまで久保が先発出場する可能性は低いとみている。
また久保とソシエダに6000万ユーロ(約95億円)の契約解除条項が盛り込まれている点にも着目。50%の保有権により3000万ユーロ(約47億円)に半減するとはいえ高額との見方を示している。
さらに選手サイドの意向については「久保はソシエダで満足している」とした上で、「彼がもし移籍を決断するのであれば、確実にスタメンでの出場機会を確保できるクラブへの加入を好む」と綴っている。