ヴィッセル神戸は今月、元スペイン代表MFフアン・マタとハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイを獲得。J1初優勝にむけての大型補強で話題を呼ぶ中、来季を見据えて中国1部・山東泰山所属の中国代表FW陳蒲を獲得する可能性が報じられている。
現在26歳の陳蒲は、山東泰山下部組織出身のウインガー。ブラジル・デスポルチーヴォでのプレー経験を持っているほか、今年3月には中国代表でデビュー。今季はここまでリーグ戦25試合中16試合の先発出場で5ゴール3アシストをマークするなど、左サイドでレギュラーに定着している。
中国メディア『捜狐』は今月15日に「陳蒲は今シーズン終了後、日本のヴィッセル神戸に入団する予定だ」と報道。今年7月までリーグ戦で出場機会のなかったFW謝文能が、8月以降に3試合でプレーしていることが、陳蒲の去就に影響を与える可能性があると指摘した上で、「陳蒲の神戸移籍は、間違いなく彼のキャリアにおける新たな始まりだ」と綴っている。
またドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、陳蒲と山東泰山の契約期間は来年9月であるとのこと。ただ『捜狐』は選手サイドやクラブ間の交渉状況や移籍金の発生等に一切触れていない。
なお山東泰山は、2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージで、横浜F・マリノス、仁川ユナイテッドFC(韓国1部)、カヤFC(フィリピン1部)と対戦する。神戸移籍の可能性が報じられている陳蒲が、昨季J1覇者の横浜FM相手に本来のパフォーマンスを発揮できるか注目が集まる。