ブライトン所属の日本代表MF三笘薫は、今月16日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)第5節マンチェスター・ユナイテッド戦でフル出場。この一戦でゴールに関与できなかったが、それでもバルセロナからレンタル移籍により加入のFWアンス・ファティに左サイドのポジションを明け渡す可能性は低いようだ。
ファティはバルセロナで出場機会が限られると、今月1日に1年レンタルによりブライトンへ加入。左サイドで三笘とポジションが被ることもあり、ロベルト・デ・ゼルビ監督の起用法に注目が集まっていた。
そんな中、ファティはマンチェスターU戦で新天地デビュー。三笘が左サイドでプレーする中、2-0とリードで迎えた64分からピッチに立ち、MFアダム・ララーナにかわってトップ下に配されている。
スペイン紙『スポルト』は、「ゴールを決められなかったものの、好印象を残した。ボールに触れていない場面でも、試合展開を読んでチャンスを生み出す能力を発揮した」とデビュー戦におけるファティのパフォーマンスを評価。
ブライトンにおける今後について「ブライトンでスタメン候補になるのは難しく、彼の直面している競争はし烈だ。しかし、UEFAヨーロッパリーグを戦うブライトンの試合日程を踏まえると、ファティの出場時間は確保されている」と綴っている。
ただ左サイドでプレーする可能性については、「ファティにとって、本職の左サイドでプレーするのは難しいだろう」と指摘。「チーム内屈指のスター選手であり、センセーションを巻き起こした三笘が左サイドの達人だ。三笘は前に出る能力、1対1のプレー、知的な一面を兼ね備えており、誰もが認めるチームのリーダーだ」と、三笘からレギュラーを奪えないとの見方を示した。