古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、今月19日のスコットランド1部第5節ダンディー戦で肩を負傷。それでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節フェイエノールト戦でプレー見込みであるだけに、フェイエノールト監督が同選手への警戒を強めている。

 古橋は今季も開幕からリーグ戦5試合で4ゴール2アシストと、好調を維持。ダンディー戦では63分にヘディングシュートから追加点を奪うと、67分にはMFマット・オライリーのゴールをアシスト。チームの勝利に貢献した一方、この試合の序盤に肩を負傷していた。

 しかしブレンダン・ロジャーズ監督は試合後に「火曜日は問題なくプレーできる」と語るなど、肩の負傷がフェイエノールト戦の起用法に影響を与える可能性がないと主張している。

 当然ながらこのロジャーズ監督のコメントには、フェイエノールトのアルネ・スロット監督が反応。英紙『デイリーレコード』の報道によると、スロット監督は古橋について以下のようなコメントを残したという。

 「ロジャーズ監督は(古橋がフェイエノールト戦で)プレー可能と言ったみたいだが、我々にとっては非常に残念だ。古橋は日本でプレーしていた時から、すでに良い選手だと思っていた。当時は右サイドでプレーしていたと思う。彼はセルティックで非常に優秀な選手だから、我々は常に彼の脅威を意識しないといけない」

 「我々は彼を傷つけるようなことをするチームではない。私のアシスタントコーチのひとりであるジョン・デ・ウォルフは、現役時代だったら試合前にトンネルでパンチしていたと言う。だが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が備わった現代サッカーにおいて、これは現実的ではないと思う。そのようなやり方に頼るつもりはない」

 「我々はできる限り最善を尽くして、彼の脅威から守ることだ。私たちはトランジションの瞬間やセルティックがボールを持ったときに彼がどれだけ良いプレーをするのか知っている。怪我ではなく、彼のクオリティについてディフェンダーに共有するつもりだ」

 なお古橋は、ヴィッセル神戸在籍時の2019年4月から7月にかけて右サイドハーフでプレーしていた。 スロット監督は神戸時代から同選手に関心を寄せていたかもしれない。