川崎フロンターレ所属の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、今季限りでの退団がほぼ確実に。母国復帰が噂されていたが、ここにきてJリーグでプレー続行の可能性が浮上しているようだ。
ブラジルメディア『Fanaticos』は今月11日に「ダミアンは来年、ブラジルに戻る予定だ。川崎と契約更新しないことを決断した。川崎との契約は、今季終了後に満了を迎える」とリポート。選手サイドはインテルナシオナル復帰を最優先しているが、同クラブは現時点でダミアンの再獲得に興味を示していないという。
またインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』も今月はじめに「他クラブとの交渉は全く進んでいない。彼の代理人が語ったように、ダミアンの将来はオープンだ」と、古巣復帰への動きがないことを伝えていた。
そんな中、インテルナシオナルの情報に精通するジャーナリストのバグネル・マルティンス氏は17日に自身のYouTubeチャンネルを更新すると、ダミアンの去就について以下のようなコメントを残している。
「彼が川崎に留まることはない、それは確かだ。インテルナシオナルに復帰する可能性も排除できない。しかし、別の日本のチームが彼にオファーを提示したという情報がある。彼は日本のサッカーにかなり適応している」
ダミアンは2021シーズンまで絶対的ストライカーとして活躍していたが、昨季はリーグ戦でわずか5ゴール。昨年8月に右足関節の負傷により一時帰国すると、今季も開幕から出遅れ。4月1日のJ1リーグ第6節北海道コンサドーレ札幌戦で復帰したものの、その後はリーグ戦で7試合の出場にとどまり、いまだに無得点。FW宮代大聖やFW山田新にレギュラーを奪われている。キャリアの下降線を辿っているようにも見えるダミアンの獲得に、どのJリーグクラブが動いているのか気になるところだ。