なお、武見敬三大臣といえば父親は医師会の会長であり、選挙運動における支持母体を考えても医師会との強いつながりは誰しもが認識するところです。

本人は医師会との関係や忖度を否定するでしょうが、それを額面通りに受けることは難しいでしょう。

藤田文武幹事長が指摘するように、岸田内閣は前体制でも農水大臣に典型的な族議員をあてるなど、岩盤規制分野で既得権と闘う姿勢はまったく感じられません。それどころか、政策としては逆行する可能性すらあります。

ここに対峙していくことができるのは、まさにしがらみを持たない改革政党である維新だけ。臨時国会では武見敬三大臣にも正面から改革路線の政策をぶつけていきます。

それでは、また明日。

編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年9月17日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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