私は世界的ゲイのメッカ、バンクーバーでその昔はゲイクラブに通い、ゲイの友達と遊んでいました。その中にはいろいろな人がいるのです。「Youは何故ゲイに」と聞けば先天的な方もいましたが、「昔、付き合っていた彼女と嫌な思いをした」といった後天的影響の人もそれなりにいた記憶があります。
また、30年近く前ですとまだゲイの社会的身分はバンクーバーでも確立されておらず、ビジネスマンには「両刀使い」と称する人が割といました。ゲイが表立ってOKではなかったので女性と自分の本心に偽って結婚をし、子供も作る、だけど実は自分は同性愛者故に社会的地位を得た頃に離婚し、カミングアウトするなんて言う話は驚く話ではありませんでした。
日本のお父さん方も子供作ったら家に帰らず、仕事や夜遅くまでの接待といいますが、もしかすると別の理由があって「会社と両刀使い」なのかもしれません。
人間は高度に発展した動物でありますが、発展と共に繁殖を制御することを意図的に推し進めているようにすら感じます。実はもっと恐ろしい話があって人の脳の記憶をディバイスに移植しそこにAIを投じることで死んだはずの親や身内と肉体の死後もやり取りが継続できる、ということを研究開発しているそうです。薄気味悪い話です。青森、恐山のイタコが失業してしまいます。
これが人類の繁殖とどう影響するかといえば思想の輪廻が進まないだろうと思うのです。わかりやすく言えばサザエさん一家が何十年経っても年齢が一つも増えないのと同じで人間の本来持つ家系の継承が思想的に進まなくなるのです。
現在、アフリカ当たりではまだ人口増加率の問題を抱えていますが、個人的には国際機関の予想をはるかに下回る人口増加率になるとみています。インドの人口増加率もさほど遠くない時期に止まるとみています。
増えない人口について地球上には人口は十分、増えたからもういい、という意見は当然のように出てきます。これが進化した人間の人口抑制論。しかし、インフレと経済成長の話と同様、増えない人口の中、人類がどう繁栄していくのか、SFの世界に近いものがありそうです。50年後にひろのこのブログを見て「へぇ、ひろはあの時にこんなことを言ったのか」と思われたらジョージオーウェル並みということになりますかね?笑
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年9月17日の記事より転載させていただきました。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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