茨城県那珂市にある「木内酒造」は、8月にアメリカ・ニューヨークで開催された酒類コンペティション「New York World Spirits Competition(NYWSC)2023」において、4銘柄の酒が銀賞や銅賞をそれぞれ受賞した。

そこで本記事では、受賞した4銘柄について紹介したい。

創業200年を迎える年に新たなチャレンジ

「木内酒造」は、1823年に茨城県那珂市で創業。清酒「菊盛」にはじまり、梅酒、「常陸野ネストビール」など、その土地ならではの酒を造っている。

2016年にはウイスキー事業を開始し、創業200年を迎える2023年に向けて「日の丸ウイスキー」「日の丸ジン蔵風土」の生産がスタートした。

酒類コンペティションで受賞した4銘柄の酒

「NYWSC 2023」で銀賞を受賞したのは、「KIUCHI RICE SHOCHU – CLASSIC EDITION」「KIUCHI RICE SHOCHU – GINKA(吟香) EDITION」「KIUCHI UMESHU – AGED IN HINOMARU WHISKY BARRELS」の3銘柄だ。

そして、「日の丸ウイスキー ポートカスクフィニッシュ6年」が銅賞を受賞した。

銀賞を受賞した3銘柄

米焼酎である「KIUCHI RICE SHOCHU – CLASSIC EDITION」は、米焼酎を杉樽で10年間熟成させた芳醇な味わいが特徴だ。アルコール分は24%となる。

「KIUCHI RICE SHOCHU – GINKA(吟香)EDITION」も米焼酎で、米焼酎を10年間熟成させたフルーティーな味わいが楽しめる。アルコール分は41%だ。

そして、「KIUCHI UMESHU – AGED IN HINOMARU WHISKY BARRELS」は特別な梅酒。茨城県産の梅の実を漬け込んだ「木内梅酒」を、「日の丸ウイスキー」の樽で1年以上熟成させた、コクのある深い味わいとなっている。アルコール分は24%となる。

銀賞を受賞した3銘柄は、いずれも日本国外向けの商品となる。

銅賞を受賞したウイスキー

「日の丸ウイスキー ポートカスクフィニッシュ6年」は、2016年に蒸留したモルト原酒をシェリー樽で4年間熟成。そののち、ポートワイン樽で2年間熟成しフィニッシュさせた、シングルモルトのジャパニーズウイスキーだ。

アルコール分は48%、化粧箱付きで33,000円(税込)となっている。

海外でも高く評価されている「木内酒造」のお酒に注目してみたい。

(田原昌)