言わずとしれた日本最大級のインターネットオークションサイト『ヤフーオークション』。
フリマサイトができる前は、インターネットでの個人売買といえばヤフオクが圧倒的に多かったのではないだろうか?
当然このヤフオクでもバイクを売買することは可能だ。
ヤフオクでバイクを売買することのメリット、デメリットを紹介していこう。
ヤフオクとは?
ヤフーオークションは日本国内最大規模のオンラインオークションサービスだ。このサービスは、個人や法人が新品や中古品を出品し、入札者が競り合って商品を落札するというもの。
様々なカテゴリーの中古品が取引され、古着、家電製品、自動車、バイク、家具など幅広い商品が取引の対象となっている。
メリット
フリマサイトなどと同様に簡単に登録することができる。
フリマサイトの最大手であるメルカリでは値下げ交渉が基本のようなところがあり、正直その価格交渉に対応するのが面倒だったりするもの。ヤフオクにも以前は購入希望者から価格交渉ができる機能があったが、現在はその機能は終了している。
1円スタートや、希望金額からのスタート、即決金額の設定など、さまざまな方法でバイクを売買できるのは大きな魅力。メルカリでは送料込みが大多数を占めるが、ヤフオクは送料別のことが多い。
手数料はかかるが、バイク車体のカテゴリならどんな金額で落札されようともシステム利用料は1980円なのはありがたい。
車両の送料を別に設定したり、直接引き取り希望としておけば配送料がかかることもない。
デメリット
出品者が主観で車両の状態を書き込むことになるので、落札者が考えていた車両の状態と乖離していれば、クレーム問題にもなりかねない。そのため、ヤフオクでは出品者へ質問する機能があるが、それで完全に車両の状態を伝えられるとも限らない……。
出品者は思い入れのある車両のため、とかく落札金額を高く設定しがち。そうなると、なかなか売れずにいつまでも手元に車両が残ることになる。動かしていない車両だと、状態は更に劣化していく。
個人で取引を行うため、名義変更などの書類のやり取りは当事者間で行わなければならないのも手間となる。ちなみにバイクの名義変更に必要な書類は以下になる。
・車検証
・旧所有者の押印がある譲渡証明書
・新所有者の住民票(発行から3ヵ月以内のもの)
・ナンバープレート(陸運局の管轄変更の場合)
・委任状(代理人申請の場合)
基本的に名義変更は、買い手側自身で行ってもらうことになる。
この場合、買い手側が手続きをせず、バイクは売ったのに翌年以降も自動車税の納税通知書が届くという事案も多くみられる。
実際には、納税通知書が届いて初めて、相手が名義変更をしていないことに気づくなんてこともあるため注意が必要だ。