ニューヨーク市ブロンクスにあるデイケアセンターで15日、4人の児童が違法薬物を摂取し、そのうち1歳の子供が死亡する事件があった。

捜査当局はニューヨークポスト紙に対し、子供らは合成オピオイドの一種フェンタニルにさらされた可能性があると語っている。

事件が起きたのは、15日午後2時半ごろ、キングスブリッジにある「ディビノ・ニーノ・ディ・ケア」。救急隊員が駆けつけた際、1歳児と2歳児の2人は、意識不明の状態だった。2人には、オピオイド拮抗薬の「ナルカン」が投与されたという。

1歳児は、搬送先の病院で死亡が確認された。もう1人の子供は重体、残りの2人の容態は安定している。

亡くなったニコラス・ドミニシちゃん。

ポスト紙によると、部屋のキッチンは、複数のシリアルが開けっぱなしになっており、ガスコンロ上にはレジ袋に入ったポテトチップスなどが置かれ、レンジ付近にはポップコーンが散らばるなど乱雑な様子だったという。