第53回のテーマは「ノルマは48cm超IN片倉ダム」。取材初日、いいとされる朝時合いを逃してしまい、残るチャンスタイムは15時すぎ。竿を21尺に替えて最後の抵抗を見せた吉田だったが……。
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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
朝の時合いを見逃す
8月21日(月)の実釣初日、レンタルボート笹川の舟着き場からダムサイト方向へ向かう途中左側にある通称・岬先端に入った吉田。竿15尺タナ2本から始めて、何度かいい触りがあったがアタリにまで持ち込めず、その後18尺竿に替えてアタリを1回もらうも空振り。そうこうしているうちに、いいとされていた朝の時合いを逃してしまった。時計はすでに10時すぎ。
「エサが合っていなかったのでしょうか?」
そんなことはないと思うよ。だって数年前にプライベートで訪れた際にはいい釣りをしたんでしょ?
「いい釣りかどうかはともかく、その時は上流の小坪井沢で48cmまで釣れました」
だったら釣り方はよくわかっているわけじゃない。自信を持ってそのエサを打ちきればいいんじゃないの。
触りまで出せたのにアタリに持ち込めなかったことが相当こたえた様子の吉田。だが大型釣りにおいて、そんなことは日常茶飯事。なぜなら、触り→決めアタリ→ヒットが高確率であるなら、釣果のほうも日に数枚なんてならないはずだ。極めてまれに超大型を含めて10枚以上なんて大釣りもあるが、それはここ片倉ダムにおいても年に一度あるかないか。「バーゲンセール」など期待してはいけない。
ポイントを休めるが……
まずは昼メシでも食ってリセットだろう。どうせこれからの数時間はほぼウキが動かないのだから、何なら昼寝をしてもいいくらいだよ。
「昼寝なんてボクにはできません(笑)。まして仕事なのですから」
そう言えばちょっと前に宮の下で竿を出した時だけど、釣友がコンビニのざるそばを食べ終えた再開2投目で49.5cmをゲットしたことがあったよ。あれはいいヘラだったなぁ。底釣りのポイント休めはよくある話だけど、まさか宙釣りでも起こるとは隣で見ていてビックリしたよ。
そばではなく冷やし中華だったのがよくなかったのか(笑)。要注意していたにも関わらずポイント休め後の数投でもウキは動かず、そのまま午後のマッタリとした時間に突入。