日本代表MF鎌田大地は今年夏、ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトからセリエA(イタリア1部)ラツィオへフリー移籍。今月16日のユベントス戦でベンチスタートが予想される中、チームメイトが同選手のクオリティを評価している。
鎌田はセリエA開幕から3試合つづけて、中盤の一角でスタメン出場。レッチェ、ジェノア相手に連敗スタートということもあり、現地メディアから厳しい評価を受けていたが、今月3日の第3節ナポリ戦では決勝ゴールをマークしている。
それでも複数のイタリアメディアは、MFマテオ・ゲンドゥージと鎌田のポジション争いを予想。ナポリ戦でのパフォーマンスにより、ゲンドゥージに対する評価が上がっており、ユベントス戦で鎌田をベンチに追いやる可能性も報じられている。
そんな中、ラツィオの新加入選手であるDFルカ・ペッレグリーニが、鎌田のクオリティに言及。2022/23シーズンにフランクフルトでチームメイトだっただけに、ラツィオの専門サイト『ラツィオスタイルチャンネル』のインタビューで以下のようなコメントを残している。
「鎌田のことはすでに知っている。一緒のプレーしていたし、その時から強力な選手だ。(ナポリ戦のパフォーマンスから)セリエA開幕からの2試合とは違うことは分かった。リーグやメンタリティを変えるのは、そう簡単なことではない。彼は新しい世界に飛び込んだんだ」
なお鎌田は今月10日の国際親善試合ドイツ戦でスタメン出場し、59分までプレー。12日のトルコ戦では出番がなかった。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は「鎌田は代表戦で日本に戻らず、ヨーロッパでプレーした。移動による負担は限られている」とした上で、「マウリツィオ・サッリ監督は14日と15日のトレーニングを見て、(ユベントス戦での)彼の起用法を判断する」と伝えている。